音楽きっかけに大麻文化へ憧れ…24歳元巡査は軽い気持ちで吸い始めた　使用100回超…

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若年層の大麻摘発が高止まりしている。鹿児島県警が今年４月末までに摘発したうち、約９割が２０代以下。取り締まる側だった県警元巡査（２４）も有罪判決を受けた。違法薬物の中でも比較的安価に交流サイト（ＳＮＳ）などを通じて入手できる手軽さや大麻文化への憧れから興味本位で手を出すケースが多いようだ。

「警察官として薬物犯にどう対応するつもりだったのか」。警察学校在職時に地元の宮崎県内で友人から大麻のようなものを譲り受けたとして、麻薬特例法違反（譲り受け）の罪に問われた元鹿児島県警巡査（２４）は６月、宮崎地裁の公判で検察官に問われ、言葉を詰まらせた。

元巡査はレゲエやヒップホップに傾倒した高校時代、海外アーティストが吸っているらしいと憧れ、大麻に興味を持った。卒業後の２０２０年冬、吸っていた同級生に影響を受け、軽い気持ちで手を出した。検察官の取り調べ調書によると、吸った回数は１００回以上。友人と遊ぶ度に音楽を聴きながら使用した。

警察学校入校後もやめることはなかった。「薬物捜査では被疑者のラインの履歴も調べる」など習った知識を悪用。共犯者らに「大麻関係のやり取りは消すべきだ」と“助言”していた。

３月中旬の逮捕後、住んでいた独身寮の部屋から大麻草を粉末状にする器具が見つかった。尿からも大麻成分が検出され、逮捕直前まで使用を続けていたことが明らかになった。

仕事への熱意がなかった訳ではない。「困っている人を助けたい」と志した警察官。２カ月間の交番勤務は「忙しくもやりがいがあった。とても幸せだった」。懲戒免職となり、宮崎地裁も懲役６月、執行猶予３年の有罪を言い渡した。

鹿児島県警は…

（以下略。詳細は上記ホームページから参照ください）