今年5月、山口県萩市の「ドリームスクール・はぎ」。高等部卒業後、障害がある人たちが4年間掛けて生活や仕事について学ぶ場で、この日は伊藤さんを含む18~22歳の男女6人が、特別支援学校元教諭の岡野さえ子さんの性教育の講義を受けていた。
岡野さんは教諭時代から性教育に取り組み、ボランティアで月1回ほど講義している。5月の講義の題材はテレビドラマで強引にキスをした登場人物についてで恋愛の大切さを説きつつ、双方の同意が必要なことを教えた。授業の中で「高等部の時、学校で恋愛は制限されていた?」と質問すると、「制限はなかった」という声がある一方で、「恋愛は禁止だった」「周囲に他の人がいない場所で交際相手と会っているのが見つかり、ひどく先生に怒られている生徒を見た」などと話す若者もいた。
伊藤さんは自身の経験をあまり深く話さなかったが、高等部時代に交際を制限されていた。「学校外で2人きりで会ってはいけない。会う際は他の人も同席する」「手をつないではいけない」。2年生の時に同じ学校の男子生徒と交際した際、高等部の先生を含む周囲の大人たちに求められて「約束」をした。彼女が望んだわけではなく、今でも納得できない思いを抱える。「どれだけ自分たちは信用されてなかったんでしょうか」
デートの際は2人きりにならないよう、共通の友人を誘ったり、他のカップルとダブルデートをしたことも。「ダブルデートはまだいいが、関係のない友人をデートに付き合わせ、私たちも友人も気まずかった」と苦笑いする。
約束に反発して、こっそり2人きりで花火大会に行ったことがある。「花火でデート、あこがれだったんですよね」。だが、2人で出かけた姿をたまたま見つかり、先生たちに呼び出されてこっぴどく怒られたという。「健常者の人たちはこんなことを言われない。どうして私たちだけ言われるのか。何か問題を起こしたわけでもないのに」
東洋大の門下祐子客員研究員が知的障害のある生徒が在籍している特別支援学校高等部の学年主任を対象に実施した2021年の全国調査では、約7割が男女交際を禁止または制限していた。
「ルールがある」との回答者に対し、禁じている行為を聞くと(複数回答)、「性交」(59・6%)が最多。「保護者に許可なく会う」「2人きりになる」が続いた。「キス」(52・6%)や「手をつなぐ」(31・0%)など接触を禁じるケースも多く、「腕1本分離れる」と定めた例もあった。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/651740aa6a66f5b066d177e292339bcc99fa4868&preview=auto
引用元: ・【教育】「知的障害者は恋愛禁止なの?」 特別支援学校、多くが男女交際禁止ルール
それは考え直すべき価値観だなあ
健常者は自分の金で子育てできるから許される。
障害者は嘘をつくよ
嘘をつかない人は嘘をつかない人だよ