近年はサンマやサケ、イカが不漁で高い。回転寿司では、サーモンやマグロ、イクラといったネタも人気があるが、気付けば輸入の冷凍モノが少なくない。
そうした中、今なお旬で、日本一獲れる魚のことを、もしかするとお忘れではないだろうか。その魚は、夏場には少々頼りなく感じるかもしれないが、魚偏に「弱」と書く、イワシである。
●サンマやカツオに比べると…
農林水産省が今年5月下旬に発表した2022年の漁業・養殖業生産統計(概数)によれば、漁獲量トップは「マイワシ」で、年間約61万3000トンを稼ぎ出している。
魚類では、2番目のサバ類(約31万6000トン)の2倍近いダントツの首位といった状況だ。海産天然魚が全体で、約289万4000トンであるため、マイワシは単独で2割以上の漁獲を占めている。
【中略】
その理由について、かつて大手スーパーの鮮魚バイヤーを40年務めた水産アドバイザーの小谷一彦氏は、こう説明する。
「マイワシは、年間を通じて全国さまざまな漁港で水揚げされる。初夏からおいしくなり『入梅イワシ』という異名を持つが、認知度はいまひとつ。
食べ方はいろいろあり、もちろん刺し身もおいしいが、鮮度落ちが速く、アニサキスの心配があるため、生食用としては売りにくい。
消費者は今、魚を調理して食べる機会が減っているため、頭や内臓を取り除くなど、小売店でも手を掛けて
販売するが、他の魚種と比べて売価は高く設定できないため、なかなか売り込みにくい魚のひとつではないか」
食べ方としては、刺し身のほか、塩焼き、煮物など、いろいろなバリエーションがある。
ただ「イワシといえば安い魚」というイメージが根強く、手を掛けても付加価値がアピールしにくい魚種だ。
さらに「安さを強調して1匹丸ごと売ろうとしても、ロス(売れ残り)を考えると、大量に仕入れられない」(小谷氏)といった事情もある。
産地サイドでは、目刺しや煮干しといった加工品としての利用もあるが、こちらはマイワシより、カタクチイワシの方が好まれるから、悩ましいところだ。
マイワシは、たくさん獲れるが「華がない」魚なのであろうか。このヒントになる興味深いデータがある。
農林水産省の調査(2021年水産物の用途別出荷量の動向、31漁港・19品目)によると、マイワシが漁港で水揚げされてからどのような用途で出荷されるのか。
続きはYahooニュース 現代ビジネス 2023年7月23日 7:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/48940bc95227048a99e76fee2a27bb6068af886c
引用元: ・【食文化】”日本一獲れる魚”のイワシ、75%が魚油・飼肥料…「華が無い」「足が早い」「安い」など食用に不人気 [おっさん友の会★]
ノドグロとかクエなんかより旨い
おいしくてたくさん取れる魚は神様がそれ用に作ってくれたと思って素直に食べときなさい
それを見て貴族が食べたら
美味しくて広まった
卑しい身分が食ってた魚だからいやしい=
いわしになったと言う説があるくらい
本来美味しい魚だぞ
日本人の味覚の劣化は嘆かわしい