5月に感染症法上の5類に移行した、新型コロナウイルス。ただ、感染者は今も増えていて、重い後遺症に苦しんでいる人もいます。
「痛い…」
「もう一回いきますよ」
ベッドに横たわりリハビリを受けているのは、山田幸奈(やまだ・ゆきな)さん・17歳。2022年9月に新型コロナに感染した後から、全身の強い倦怠感があり寝たきりの生活が続いています。
■母・山田笑子さん
「採血してもレントゲンとっても異常なし。でも首から下が動かない状態で、匂いも味も今現在、わからない状態のまま」
以前は、岡谷市の自宅から電車で松本市の高校に通い、友達との学校生活を楽しんでいた幸奈さん。しかし今は、生活すべてに介護が必要な状態で、月に数回しか学校には行けません。
■山田幸奈さん
「リモート(授業)を頑張って受けているけど、やっぱりみんなと同じ空間、一緒の場所で勉強がしたい」
病院に相談したり、薬を飲んでも症状は改善しないまま10か月以上が経ち、今は週に1~2回福祉サービスを利用して、リハビリを受けています。
(立つ訓練)
「せーの…はい頑張った!どこが一番痛かった?」
「足…(どっちの?)左」
(スマホ操作準備)
「画面どうですか、幸奈さん。見づらい?」
「大丈夫」
「ちょっと開いていい?」
指先も思うように動かせないため、特別な機械を使いあごの動きでスマートフォンを操作する練習を始めました。
友達とのメッセージのやりとりは、幸奈さんの大きな支えです。
ただやはり、情報も少なく原因も治療法もわからない後遺症との戦いに、先が見えない不安と苦しみを抱えています。
■山田幸奈さん
「いつまで我慢すればいいの…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd4a579c85e865b11f633999c65f4c0a8a5e3345
引用元: ・【新型コロナウイルス感染の後遺症に苦しむ女子高校生】 突然首から下が動かず寝たきりに、匂いも味も今現在、わからない状態のまま