■2015年ジャンボリー、韓国予算の34%
■政府支援金、韓国は日本より14倍多かった
■日本、効率的な予算執行で満足度98%
今月1日から全羅北道扶安郡セマングム一帯で開催された「第25回世界スカウトジャンボリー」が紆余(うよ)曲折の末、12日に終わる。
2016年に大会を招致して以降、7年もの時間があったが、開催期間初期の不十分な猛暑対策で熱中症患者が続出したほか、施設が劣悪で参加者たちが不便を強いられた。大会が終わり次第、全羅北道と管轄部処(省庁)である韓国女性家族部、組織委員会に対して韓国政府が厳重な監察に着手する見通しだ。
一部では、「今回セマングムで行われたジャンボリーは、8年前に同じ干拓地という条件ながらも開催を成功させた日本の事例と対照的だ」と指摘する声が上がっている。
日本は2015年に山口県で韓国(1171億ウォン=約128億7000万円)の3分の1以下の41億7000万円という予算で第23回世界スカウトジャンボリーを開催した。日本のジャンボリーの参加者数は韓国のジャンボリーに比べ25.3%少なかったが、それを考慮しても使用した金額には大きな差がある。
■政府支援金、韓国は日本の14倍
日本スカウト連盟が公開した「第23回世界スカウトジャンボリー会計報告書」の決算内訳を本紙が確認したところ、日本は総事業費41億7000万円のうち、84.5%に当たる35億3000万円を参加者登録費と寄付・後援・広告などで充当し、12.7%に当たる5億3000万円だけ政府から支援を受けた。
一方、韓国のジャンボリーは総事業費1171億ウォン(約128億7000万円)のうち722億ウォン(約79億4000万円、61.7%)を政府と全羅北道から支援され、399億ウォン(約43億9000万円、34.1%)だけを自主的に調達している。韓国と日本の国による資金投入額は実に約14倍も差がある。
両ジャンボリーの会計資料を比較すると、韓日両国とも施設関連に投入した費用が最も多かった。
全羅北道・扶安郡・組織委は施設造成に431億ウォン(約47億3000万円)を投入し、組織委の一般事業費のうち施設・環境関連の12億5000万ウォン(約1億4000万円)を加えれば計443億5000万ウォン(約48億7000万円、37.9%)が施設関連費用として投入されたことになる。
日本のジャンボリーも、キャンプ地管理施設や代表団の追加設備などに全支出の20.7%に当たる8億6300万円を使った。韓国のジャンボリーには日本のジャンボリーより約5倍、施設関連費用がかかったことになる。
2023/08/11 10:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/08/11/2023081180021.html
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/08/11/2023081180021_2.html
引用元: ・【朝鮮日報】 韓・日の干拓地で開催「世界スカウトジャンボリー」、日本の予算は韓国より少ないのに高い満足度 [08/11] [荒波φ★]
韓国のジャンボリーに多くの設備投資費用がかかり、日本のジャンボリーより予算における比重が大きいのは、セマングムを用地にしたという特殊性のためだ。
セマングムは2010年に防潮堤が完成し、現在まで干拓事業が進められている。ジャンボリー用地は農業用地として登録されているが、開発の歴史が浅い干拓地に大規模イベントを招致しようとした結果、キャンプに必要な大集会場・用地造成はもちろん、上下水道設備や駐車場などの基盤施設も新たに用意しなければならなくなった。
一方、日本の場合、山口のジャンボリー用地付近には既に排水処理施設があり、これをジャンボリーの時に修理して使用したり、会場入口にあった大型駐車場の一部をコンテナ置き場として使用したりするなど、既存の基盤施設を最大限活用したため、コストを節約できた。
その他、運営・人件費や広報費が予算全体に占める割合は両国ともほぼ同じだった。
韓国のジャンボリーは各種運営および人件費項目に予算331億6000万ウォン(約36億4000万円、28.3%)が策定された。▲組織委人件費55億ウォン(約6億円) ▲組織委運営費29億ウォン(約3億2000万円) ▲この他イベントに必要な各種運営費が247億6000万ウォン(約27億円)だ。
一方、日本のジャンボリーは10億800万円(24.2%)で人件費と会場内外のプログラム費用に充てた。広報・マーケティング関連は、韓国のジャンボリーは45億ウォン(約5億円、3.8%)、日本のジャンボリーは1億円を投入した。
日本のジャンボリーは韓国のジャンボリー予算の3分の1程度だったが、開催に成功した。世界スカウト機構が日本のジャンボリー参加者を対象に満足度を調査した結果、参加者の97.7%が「満足している」と答えたという。
日本当局は2013年7月、プレ・イベントとも言えるアジア太平洋地域ジャンボリーを開催して暑さの問題や施設区域の問題などを把握、本イベントで対策することにより満足度を高めることができた。しかも、アジア太平洋地域ジャンボリーで用意された装備が山口でのジャンボリーにも使われた点も、予算を節約できた要因として挙げられている。
>>おわり。
> 日本当局は2013年7月、プレ・イベントとも言えるアジア太平洋地域ジャンボリーを開催して暑さの問題や施設区域の問題などを把握、本イベントで対策することにより満足度を高めることができた。
韓国では昨年7月に開催するはずだったプレジャンボリーが中止になってぶっつけ本番になった(諸問題を把握していなかった)ことも、今回の大混乱に陥った原因の一つで間違いないだろうね。
もう終わりだよ日本人
過去開催された大会でこれより酷いのはそう無いんじゃないか?
不可抗力なのに
日本でも2015年に同じ時期にやってるから暑さは同じ
台風はそもそも来る前に問題が顕在化
完全に過失
大会は失敗でも、参加者は満足してるみたいだよ?
英国のスカウト「知らない韓国人が近づいてきて謝罪…驚くほど親切」2023.08.09|10:59
全北セマングムからソウルに撤収した英国のスカウトたちは「安全な状況」と話し、安定を取り戻す雰囲気だと英BBC放送が8日(現地時間)報道しました。
今回のジャンボリー大会に15歳の娘を送ったというシャノン・スワッパーは、娘がソウルに移動し、「とても安全な」ホテルに泊まっていると安堵感を示しました。
スワッパーは以前は「災害の後にまた災害が襲った状況だった」としながらも「今は肯定的な結果につながって嬉しい」とも話しました。
スワッパーは、今回は4500人ほどの英国の隊員たちが猛暑と劣悪な施設を避けてソウルに来た後は、あちこちで歓待を受けていると伝えました。 彼は「娘が言うには韓国人たちは信じられないほど親切だという」とし「知らない人たちが近づいて、来てくれて感謝していると言われたという」「顔も名前も知らない人がいきなり近づいてきて、ソーリーを繰り返す。お菓子やドリンクを手渡してくる。こんなこと英国ではありえない!」と、とても混乱している様子を伝えました。
また「店舗ではスカウト隊員に割引をしてくれたり、ホテルに到着した時にケーキを寄付してくれたパン屋もあるという」と付け加えました。
20歳の息子が今大会にボランティアとして参加したというエイミー・ホブソンも同様の言及をしました。
ホブソンは「支障はあったが、すべての隊員が肯定的な経験を持つようにするのが皆の目標」と語りました。
18歳の娘がボランティアとして参加したというポール・フォードもまた、娘が仁川のあるホテルに移動し、施設が「素晴らしい」と伝えました。彼は「彼らは、災害が襲ったところから離れることができて喜んでいる」とし「ただし新しい人々に会う機会を逃したことは残念だ」と付け加えました。
それと共に「二度とこのようなことが起きないよう(スカウト組織が)綿密な検討を受けなければならない」とも指摘しました。
英国はセマングムの現場から日陰不足、食べ物の不備、衛生劣悪、医療サービスの不十分などを理由に4日にキャンプ場からの撤退を決め、5日からソウルのホテルに移動しました。
続いて8日午前10時からは台風「カヌン」が韓半島に北上したことを受け、ジャンボリーの参加者全員がキャンプ地から非常避難に乗り出しました。
韓国メディアは、当局が長い期間を費やしてまともに準備できなかった今回の行事を「国家的恥」と描写しているとBBCは伝えました。
しかし最終的に韓国民の礼儀正しさと心優しい国民性に触れて、英国の参加者たちは多大な満足感を得たようです。
そもそもちゃんとジャンボリーとして準備しとけ