【特集】 「丸裸で四つん這いになった」弁護士が語る38年前の制裁裁判、「監置7日」のリアル

1: 朝一から閉店までφ ★ 2023/08/19(土) 12:51:41.01 ID:??? TID:syoubainin

若柳拓志
2023年08月18日 10時02分

大阪地裁で2023年5月、法廷録音をしようとした中道一政弁護士に対する「制裁裁判」がおこなわれ、過料3万円を言い渡された。専門誌『法曹時報』の統計によると、弁護人が制裁裁判にかけられるのは38年ぶりだった。

その38年前に制裁裁判にかけられたのが一瀬敬一郎弁護士(第二東京弁護士会)だ。刑事裁判で主任弁護人をつとめていた際、公判で裁判長に対して暴言を吐いたとして退廷を命じられ、その後すぐおこなわれた制裁裁判で「監置7日」を言い渡された。

一瀬弁護士はその日のうちに手錠をかけられたまま連行され、東京拘置所で7日間留置された。当時の体験について、「拘置所では丸裸にされて四つん這いになった」と語る。当時の制裁裁判や監置された実体験について話を聞いた。(編集部・若柳拓志)

●「暴言」と認定され制裁裁判に

制裁裁判にかけられたのは1985年9月27日、1984年の自民党本部放火襲撃事件をめぐり起訴された男性の初公判でのことだった。

主任弁護人をつとめていた一瀬弁護士は、男性の両側にいる看守との距離が近すぎることを気にしていた。被告人と弁護人の間のやりとりがしづらくなるほど接近していたためだ。

一瀬弁護士は冒頭の人定質問のあと、裁判長に対し、「防御権を侵害している」としてもう少し離すよう求めるも、裁判所側に応じてもらえなかった。

「裁判長自身は当初応じないという感じではありませんでした。ところが、看守についている東京拘置所から来ていた職員が『ダメだ』と言ったんです。
すると裁判長は『ダメだということですから』と職員に唯々諾々と従う失礼な訴訟指揮をしたので、我々としては『何を言っているんだ』と。人一人分くらい離れたとして支障があるわけではないのにと思いましたね」

この時にあった発言で被告人は退廷させられたのち、裁判長は起訴状を朗読させようとしたため、弁護団は強く反対の意を示した。その際に発した一瀬弁護士の言葉によって制裁裁判を受けることになったという。

「裁判官の面前で『裁判所と検察官がぐるになってやってんじゃないか』などと発言しました。これら発言が暴言だと判断されました」

のちの制裁裁判の決定文では、裁判所側の再三の制止に従わず一瀬弁護士が発言したと指摘。「秩序を維持するため裁判所が命じたことを行わず、
執った指揮に従わず、暴言とけん騒により裁判所の職務の執行を妨害し、かつ裁判の威信を著しく妨害した」とし、「弁護活動の範囲を著しく逸脱した違法なものであることは明白」と認定している。

●制裁裁判を受けた経験「初めてではなかった」
https://www.bengo4.com/c_18/n_16397/

引用元: ・【特集】 「丸裸で四つん這いになった」弁護士が語る38年前の制裁裁判、「監置7日」のリアル

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