「背脂多めって100円取るんですか?」と店側に問いただすと「はい!」と返された投稿者は、メニューに追加料金の表記がなく、注文時に確認もなかったとして「イラッときました」と不満をあらわにしていた。
これらの投稿を他店のラーメン店主が引用して、「注文したら加算されるのはおかしな事ではない」「注文の都度説明なんかしない」「なんでもかんでも記載するわけないだろ」と投稿者を批判。さらに店主に対する批判がSNS上で飛び交うなど“荒れ模様”となった。
(中略)
自身も飲食店を経営する石崎冬貴弁護士に聞いた。
―メニュー表記がなく、注文時に口頭での説明もなかった場合、今回のような追加料金を支払う法的義務はあるのでしょうか。
かなり難しい問題だと思います。「暗黙の了解」という言葉もあるように、契約自体は黙示でも成立しますが、そのためには、「言わなくてもお互いに認識している」という前提が必要です。
たとえば、居酒屋の「お通し」などは、頼んでいなくても出て来ますし金額も明示されていませんが、代金が発生しますし、そのことに疑問を抱くことは通常ないはずです。もちろん、お通しは通常数百円程度でしょうから、それが1000円もしたら合意していたとは言えないと考えられます。
「背脂多め」というのが、一般的にどのような認識かといえば、確かに「無料サービス」という店も多くありますが、卓上のコショウやごまとは違いますから、必ずしもすべての店で同じように無料ではないと思います。
他方で、店側としても、仮に「有料だ」という認識を双方が持っていたとして、その金額について明示的に合意していなければ、「100円」という金額を果たして請求できるかは難しいところです。
―今回のようなケースで、店側としてはどのように対応・対策すればよいのでしょうか。
予防の観点で言えば、有料なもの・サービスに関しては必ず明示しておくべきでしょう。
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/5828f74a79a0bb5cc6b061d4f0728aa2bab8f9d1
引用元: ・【料金確認】ラーメン背脂追加、無料と思いきや伝票で「100円」サイレント計上…弁護士に聞いた [生玉子★]
(…追加料金とるけどなw)