https://news.yahoo.co.jp/articles/173c7df265926a728c91f4270315be86f703e5d2
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が、NHKに対し、教団の信者勧誘の手口などを扱った番組「危険なささやき」の放送中止と謝罪を求めて抗議した。NHKは教団側が問題視した番組のタイトルを一部変更し、予定通り放送した。教団が放送前の番組に中止を要求したのは異例で、識者はメディア側の萎縮を狙った可能性を指摘する。
この番組は23日深夜に放送された。元信者の女性が教団に勝訴した裁判資料をもとに、過去に行われた教団名を伏せた信者の勧誘や、慈善活動を装った訪問販売の手口などを再現ドラマで伝えた。
当初、番組はNHKのホームページ(HP)で「悪魔のささやき」のタイトルで紹介されていた。教団は21日付でNHKへの抗議文をHPに公表。この時点で番組のタイトルは「危険なささやき」に変更されていたが、教団は抗議文に「既に『悪魔のささやき』の番組名で複数の著名人が同番組を紹介して拡散しており、既に当法人の名誉を著しく毀損(きそん)する結果となっている」と記した。
さらに抗議文ではHPに当初書かれていた「人生を狂わされた被害者」(現在は削除)などの表現について、「当法人が詐欺行為によって信徒を入信させ、信徒たちの人生を狂わせているかのように決めつけている」「明らかな侮辱だ」などとして、放送中止と謝罪を求めた。
「X(旧ツイッター)」では、教団が抗議する前に現役信者とみられるアカウントが「NHKに号泣しながら抗議の電話をした」と書き込んでいた。一方、教団が抗議したことで元信者らが番組視聴を呼びかける投稿を拡散し、番組の注目度は高まった。
NHK広報局は毎日新聞の取材に対し、番組について「なぜ人は違法な勧誘に心を奪われるのか、危険なささやきに冷静さを失うのか、その時の心のメカニズムを実際のある裁判の記録を元に再現劇と心理学分析から解き明かそうとするものです」と説明。
番組タイトル変更の経緯に関しては「総合的な判断から放送前に変更となることがあります」とコメントした。
教団の問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は「番組は裁判資料からファクトを拾い、教団側が放送中止を求めるような内容ではありません。教団の抗議活動は解散命令請求が取り沙汰されるようになってから一層激しくなっており、今回の動きもメディア側に『この団体は面倒くさいから触らないでおこう』と思わせる狙いがあったのでしょう」と話した。【田中裕之】
引用元: ・【テレビ】旧統一教会、NHK番組に「明らかな侮辱」 異例の放送中止要求 [シャチ★]
手口がわかりやすかった。
どこもかしこも行動様式が同じよな