具体的には、テトリスをプレイして、性的暴行や自動車事故、戦争、自然災害、または困難な出産などを体験した後に起こるフラッシュバック(過去に経験したトラウマ的な記憶が自分の意志とは無関係に侵入すること)の回数を減らせる可能性があるという。
スウェーデンにあるカロリンスカ研究所とウプサラ大学の心理学教授であるエミリー・ホームズ氏は、トラウマを経験したばかりで記憶が完全に形成される前の脳に、トラウマ体験と競合する画像を与え、それに意識を集中させることで、フラッシュバックの回数を減らせないかと考えた。
つらい記憶が完全になくなることはないものの、それが頭に侵入してくる回数は減るかもしれない。
ホームズ氏の研究チームは、心の目で画像を生成したり操作したりするという様々な視空間作業の実験に取り組み始めた。そんなある日、一人の学生がコンピューターゲームを試してみてはどうかと提案した。それならば、と候補に挙がったのが、テトリスだった。
「テトリスには色や空間が関わってきます。段を完成させるために、ブロックを左右に移動させなければなりません。そして何より重要なのは、心の目でブロックを回転させる必要があることです。ブロックを正しい位置にはめるために、頭の中で思い描く能力が求められます」
最初は研究室で、被験者にトラウマ的な映像を見せて実験を行った。そして次に、病院の救急外来へ行き、実際に自動車事故にあったばかりの人を対象に実験を行った。
どちらの場合も、トラウマ体験から数時間以内にテトリスをプレイした人は、プレイしなかった人に比べてその後の1週間でフラッシュバックを起こす回数がはるかに少なかった(映像視聴者で58%減、実際の自動車事故にあった人で62%減)。
最新の研究ではフラッシュバックが7割以上減少
引用元: ・【最新の研究】つらい記憶のフラッシュバックは、コンピューターゲームの「テトリス」をやると7割以上減少
人に暴力振るわれた、であれば人を見るだけで記憶が蘇る
ショックを受けた時の状況が日常的なものか否かで頻度は変わります
個室に連れて行かれショッキングな映像をみせられるのは日常的ではないだろ
やっぱり事実やったんやな