鹿せんべいを勝手に食べたシカを監禁、餌を与えなかった疑い

奈良県から委託を受けて、奈良公園などに生息するシカの保護活動に取り組む「奈良の鹿愛護会」は、公園内で運営する保護施設「鹿苑」で、人に危害を加えたり、近隣の農作物を荒らしたりするなどしたシカを「特別柵」というフェンスに囲まれた場所で収容しています。

通報では、『特別柵』では通常より安い餌が与えられ、量も十分ではないために毎年、オスとメスあわせて70頭以上が死んでいるとしています。

これに対して、愛護会側は「収容されたシカ、特にオスのシカはふだんから群れで生活していないので、メスよりも集団生活にストレスを受けやすいことは考えられる」としたうえで、「会のメンバーは、『特別柵』に収容しているシカに対しても、しっかり餌を与え、掃除をして思いやりをもって接している。虐待と言われるのは心外だ」と反論しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231002/k10014213361000.html