特に強く批判されていた東京都の事業に関しては、東京都の監査が入った結果、言われていたような不正は発見されず、ごく一部を修正するだけで終わった。
一連の流れで僕が気になったのは、「自分は弱者男性である」ことを自認しているアカウントにも、若年女性支援団体を批判する人が多くいたことである。
僕自身も弱者男性側にいると自覚しているので、支援を受けている女性に対して不公平感を感じることはあるが、弱者男性たちが理性的に行動できず、お気持ちを優先して女性支援に対するバッシングに加担してしまった現状をとても残念に思っている。
僕は常々「弱者側にいる男性こそ、積極的に若年女性を含む弱い立場の人たちへの支援を推し進めることを要求しなければならない」と考えている。なぜなら、若年女性に支援の手が伸びないような社会では、男性弱者に対する支援など行われるはずもないからだ。
その理由を以下に述べる。
まず弱者男性が認識しなければいけないことは、日本社会では弱者に対する支援の手は「子供、老人、女性、男性」の順番であると考えられており、その順番はそうそう変わる事はない、という事だ。
この順序に苛立つ弱者男性が多くいることは分かるし、それが性差別的要素を含むことはそのとおりだ。
だが、社会にはどうしたって覆せないものや、変わる可能性はあるにせよ覆すためには長い期間を必要とするものがある。
特に日本は高度経済成長期の成功体験を通じて「男なら望めば誰でも正社員の職くらいすぐに見つかるし、努力を重ねれば金ぐらいいくらでも儲けられる」という価値観を強烈に内包してしまったため、男尊女卑の意識はもちろん「稼げない男への見下し」も非常に強い。
弱者男性という存在は、女性からすれば「私たち女性と違って努力すればすぐに認められる恵まれた性別なのに、努力をしない怠け者」という一方的な憎しみと蔑みの対象である。かといって強者男性が「そんなことはない」と擁護してくれることもなく、強者男性から見ても「弱者男性は怠け者」でしかない。
では女性、特に若年女性は、男性よりは支援の必要性を理解されやすいと言えるだろうか?
どうやら単純にはそうとも言い切れないようだ。
若年女性の場合はそれこそ「貧しいなら、男を探して結婚すればいい」という無理解がはびこっている。また生活保護を受けようとすると言外に水商売や風俗などを勧められることもあり、支援を受けにくい状況にある。
弱者男性にせよ若年女性にせよ、支援が必要な人がいる。
ところが、支援が必要な立場の人ほど、他の支援が必要なクラスタが先に支援を受ける事に対して「あいつらが支援を受けているせいで、こちらに支援が回ってこない」と考える人たちがいる。
弱者男性が若年女性支援団体へのバッシングに賛同し、女性達に怨嗟を投げかけるのも、そうした「俺たちが受けるべき支援が、あいつらに回っている」という不公平感の表れなのだろう。
だが、これらのバカバカしいあら探しは、当人たちの中では「私は本当に生活保護を受けるべき人を護るために、苦言を呈しているのだ」という話になっているようだ。
「限られたパイを受け取るべきは「本当に困っている人」であり、あいつらは本当に困っている人ではない。あいつらが不当に受け取っている支援を、本当に困っている人に回すべきだ」なんて事を考えている。
社会支援を「限られたパイをどう分配するか」という前提で考えれば、当然分配の優先順位を設定しなければならない。
最初に述べた通り「日本社会では弱者に対する支援の手は「子供、老人、女性、男性」の順番であると考えられており、その順番はそうそう変わる事はない」のだから、その基本を踏まえれば、限られたパイの分配は「子供、老人」から配られる事になる。そんな状況で「誰かに分配すれば無くなってしまうような、限られたパイ」が弱者男性に回る事は絶対に無い。
優先順位の最も後ろにいる弱者男性にまで支援を回すことを考えるならば「限られたパイを俺たちに先に回せ」ではなく、「子供老人に十分に回り、さらに女性、そして弱者男性にまで十分に回るまで、パイを大きくし続けろ」と主張するべきなのである。
ここまで言えば、弱者男性が若年女性支援団体に対して憎しみを持つことのバカバカしさにも気付くだろう。
社会を広く見て、いずれ自分たちへの支援を呼び寄せるためには、どのように行動することが必要か。
そう考えれば、同じような立場にいる若年女性の支援を支持、協力することこそが、弱者男性が今すべきことなのである。(抜粋)
引用元: ・【論説】若い女性から見下される弱者男性は、若い女性を叩いてはいけない
俺は無視されてる。
なんちゅう国だと思ったわ
弱者男性はもっと好き勝手に生きていいぞ
誰にも遠慮することない
若年女性「キモッ」
これが現実
>「限られたパイを俺たちに先に回せ」ではなく、「子供老人に十分に回り、
>さらに女性、そして弱者男性にまで十分に回るまで、パイを大きくし続けろ」
>と主張するべきなのである。
何でその弱者男性とやらを列の一番後ろに並ばせるんだよ?
そして一番後ろに並ばせるくせに、最前線で活動しろ!と言い張るんだ?コイツは。
単に不正は許さない、疑われる事はやるな、優先度が低い物に多額に金をかけるな
てのが、どうしてこう捻じ曲がった話にすり替えてくるんだか。