ジェイ・アール北海道バス(札幌市)は19日、広尾町―札幌間を結ぶ「高速ひろおサンタ号」を11月1日から当面運休すると発表した。この4か月で様似営業所(様似町)の運転手4人が退職したことで運行がままならなくなったという。同社総務部の担当者は「札幌圏から応援も出していたが、追いつかない」と話す。
約2週間後の突然の運休に20日、JR札幌駅前に着いた広尾町の40歳代女性は「本当に困る」と表情を曇らせた。最近は大学受験を控える高校3年の長女とオープンキャンパスに参加するため、月1回程度利用していた。札幌までは自家用車で休憩も含めて約5時間かかる。運休後は路線バスでいったん帯広市へ向かい、JRに乗り換えなければならない。「娘が札幌の大学に進学したら、よく使うことになるなと思っていたのに……」と肩を落とす。
道バス協会によると、道内の運転手は昨年9月時点で5496人と、ピークだった1993年から3割減った。国の統計では、平均年収は約310万円で全職種より約100万円低い。バス会社は人口減にコロナ禍が加わって財政状況が悪化しており、不採算路線は減便や休廃止を判断せざるを得ない状況だ。
■市が代替バス
(略)
■便数が半減
函館市―札幌間の「高速はこだて号」は今月、便数を1日8往復から4往復に減らした。共同運行していた4社のうち、道南バス(室蘭市)が撤退したためだ。はこだて号は函館市の湯の川温泉へ乗り入れており、地元の観光関係者は「今後、学生や運転免許を返納した高齢者らが足を運びにくくなるかもしれない」と懸念する。
JR北海道は、赤字が続く鉄道8線区の存廃を含めた改善策を検討している。廃線となった場合、代替の交通機関はバスが考えられるが、道バス協会の担当者は「各社は新たな路線を担える状況にない。行政は補助金で支えてくれているが、バス路線の必要性をアピールしたり、運転手のイメージアップを図ったりと、もう一歩踏み込んだ支援がほしい」と訴える。
■札幌中心部乗り入れ減へ 北海道中央バス 12月から2割が対象
道内バス大手の北海道中央バス(小樽市)が12月から、札幌市内や近郊を走る12路線約280便でJR札幌駅など市中心部への乗り入れをやめ、近くの地下鉄駅まで短縮する方針であることがわかった。市中心部には約1200便が乗り入れており、短縮の対象便は2割にあたる。
同社によると、2019年以降、運転手の15%にあたる約200人が退職などで会社を離れた。渋滞する市中心部への乗り入れをやめて乗務時間を短くすることで、限られた人員で効率的な運行を行い、路線維持を図るという。
同社バス事業部運行管理課の担当者は「運転手の休日出勤などで対応してきたが、これ以上は難しい。ご理解いただきたい」と話す。
読売新聞 2023/10/25 07:17
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231025-OYT1T50065/
引用元: ・【JR北海道】高速バス路線、運休を2週間前に突然発表…4か月間で運転手4人が退職し応援が追いつかず [ばーど★]
帯広に出さえすればいいんだし
運賃値上げして、需給の均衡を図ればいいじゃん
他者に頼らず自分で運転していけばいい
めちゃくちゃ困難な距離でもあるまい
あれはホントに奴隷労働
しかも社員はオラオラ系が多い職場
目指してる人はもう一度考え直した方がいいぞ
イメージアップ?
年収アップPRだよ!