COVID-19 は主に呼吸器疾患であり、軽度から重度までの幅広い症状が現れます。
最近のJournal of Clinical Medicineの 研究では、退院後12か月後の新型コロナウイルス感染症生存者の睡眠と概日安静活動リズムに対する急性呼吸窮迫症候群（ARDS）の影響を調査している。
SARS-CoV-2感染により、世界の入院率、特に集中治療室（ICU）占有率が大幅に増加した。以前の研究では、世界人口の少なくとも 5% が ARDS を発症しており、呼吸不全を引き起こし、間欠的強制換気 (IMV) サポートが必要になる可能性があることが示されています。
これらの患者は、腎臓、皮膚、心血管、血液疾患を発症するリスクも高くなります。
これまでの研究では、ARDS患者は睡眠の質の低下、不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群（OSA）、短期または長期の休息活動リズムの断片化など、睡眠の変化を発症することが報告されている。
SARS-CoV-2感染に関連するARDSでは、重度から中等度のOSAが非常に蔓延していることが判明した。
新型コロナウイルス感染症に関する研究では、入院患者が退院後も症状が持続することが示されている。しかし、ICU退室後のARDS患者の長期後遺症を調査した研究はほとんどない。
現在の前向き観察コホート研究では、退院後12カ月以内の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）生存者のうちARDS患者の睡眠の健康状態と概日安静活動リズムの変化を調査した。
すべての関連データは、チリの Complejo Asistencial 医師 V?ctor R?os Ruiz および地域病院 Dr. Guillermo Grant Benavente から入手しました。
これらの病院からの臨床データは、退院後 4 か月および 12 か月後に抽出されました。
研究結果
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）生存者の91％以上が退院後12カ月で睡眠の質の低下を経験し、そのうち約50％が日中の眠気を経験したと報告した。患者の約 59% が不眠症を経験しました。
ARDS グループと非 ARDS グループの間で、睡眠の質や概日健康状態に差は観察されませんでした。退院後 12 か月後の ARDS 群では、OSA と不眠症の併存症 (COMISA) の罹患率が高いことが観察されました。
結論
この研究結果は、新型コロナウイルス感染症による入院が睡眠の健康と概日の休息・活動パターンに及ぼす影響について重要な洞察を提供するものである。
より具体的には、ADRSを患う新型コロナウイルス感染症生存者では、退院から12か月後に睡眠の質の低下の有病率が高いことが観察された。しかし、ADRS 群と非 ADRS 群の間では、概日安静活動リズムに有意な変化は観察されませんでした。
新型コロナウイルス感染症による急性呼吸窮迫症候群と長期睡眠および概日睡眠覚醒障害との関連性
https://www.mdpi.com/2077-0383/12/20/6639
引用元: ・【研究】新型コロナウイルス感染症生存者の91％以上が退院後12カ月で睡眠の質の低下を経験、患者の約59% が不眠症を経験
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発症前より飯も美味く感じるし
