【ガザ地区】空爆のガザに忍び寄る健康危機の影“過密状態”の避難所で病気蔓延の恐れ

ソジュード・ナジュムさんと夫、そして3人の子どもたちは、他の避難民4家族と共にこの1張りのテントで暮らしている。毛布は足りず、人々は地面で寝ている。

ソジュード・ナジュムさん
「このテントに9日間もいて、子どもたちをお風呂に入れることもできない。
水を探しに行っても見つからない。見つかってもペットボトルの半分ほどしか手に入らず、テントの外で子供たちを水浴びさせないといけない。
そのわずかな水であらゆるものを洗わないといけない。子供たちの手や体を洗い、少なくとも砂は落としたい。子供たちを風呂にも入れてやれず、水もなく、水浴びの場所もなく、清潔な衣服もなく、座れるきれいな床もない。
子どもたちが心配だ。咳き込み、夜には鼻水を出している。長男は喘息にかかっている」

イスラム勢力ハマスが実効支配するガザの保健省は、イスラエルの攻撃による犠牲者数は6000人に近づいていると発表。
一連の攻撃は、イスラエル市民1400人が死亡し、200人以上が人質となったハマスの奇襲攻撃に端を発する。

空爆から少しでも身を守ろうと市民はこうした避難所にやってくるが、保健当局はこうした場所は病気が最も蔓延しやすい場所だと指摘する。

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