【自民】小泉進次郎氏「国会改革」訴え　４年半ぶりに衆院予算委で質問、与野党冷淡

2023年10月27日17時45分

「上川陽子外相への質問は今のところゼロだ。国際情勢が不透明な中で、ずっと（閣僚席に）座っている必要があるのか」。自民党の小泉進次郎元環境相は２７日の衆院予算委員会で質問に立ち、岸田文雄首相（党総裁）に持論の「国会改革」を直訴した。小泉氏が同委で質問するのは約４年半ぶり。

２７日の衆院予算委は首相と全閣僚の出席が求められる基本的質疑を実施したが、答弁機会がなかった閣僚もいた。小泉氏はかねて首相や閣僚の国会での負担軽減を主張しており、この日も「総裁の立場としてぜひ進めていただけたら」と求めた。首相は「それぞれが思うことを国会運営の中で変化につなげる姿勢は大事だ」と答えるにとどめた。

自民の閣僚経験者は「国会の決まりには一つ一つ意味がある」と指摘。野党幹部は小泉氏の取り組みに「１ミリも進んでいない」と冷ややかに語った。