さらに、マスクを着けないことをめぐり他の乗客と口論になり、客室乗務員に対し「その乗客に謝罪させよ」と要求しました。
機長と客室乗務員は要求を断ったものの、奥野被告は大声で発言を続けるなどしたため、そうした行為をやめさせようと、機長は命令書の交付を指示。そして客室乗務員が命令書を交付する際、奥野被告は乗務員の腕を手でひねりました。
一連の事態を受け、機長は目的地をいったん変更することを決め、飛行機は新潟空港に緊急着陸。空港係員の説得を受け、奥野被告は降機しました。
1審は威力業務妨害・暴行・航空法違反の各罪の成立を認定 執行猶予付き判決
威力業務妨害などの罪で起訴された奥野被告は、1審の裁判で「私はピーチ・アビエーションの誤った判断により飛行機を降ろされた。客室乗務員を威圧したり暴行したりはしていない」と無罪を主張。
しかし去年12月に大阪地裁は、「証人尋問で機長の証言が得られなかったため、緊急着陸の高度の必要性があったかは不明」としつつ、威力業務妨害・暴行・航空法違反の各罪が成立すると判断。
同じくマスク着用をめぐり、2021年に千葉県内の飲食店で起こした事件(この事件でも威力業務妨害罪・公務執行妨害罪の成立を認定)と合わせて、奥野被告に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
控訴審でも無罪主張 「マスク拒否おじさん」「マスパセ」名乗り主張をSNS等で発信
奥野被告は「まるで中世の魔女狩り裁判で、粗悪な判決だ」などとして控訴。今年8月の公判でも、「現場の乗務員が『マスクをしない客を降ろしたいという意思をもって、そして降ろした』というのが真相だ」「暴行も明白な冤罪」などとして、改めて無罪を主張していました。
また、奥野被告は「マスク拒否おじさん」「マスパセ」と名乗り、書籍やSNSを通じて自身の主張の発信を続けていました。
判決は控訴棄却…言い渡し後「おかしい!」と裁判長に詰め寄る
大阪高裁は10月30日、「航空機では、いったん安全運転を妨げられると大惨事につながり、安全確保の必要性は他の輸送機関より格段に高い」として、機長や客室乗務員の対応を是認。「客室乗務員の記録には一貫性がある」「判決内容に影響を与える事実誤認はない」などとして、奥野被告の控訴を棄却しました。
判決言い渡しの間、奥野被告は何度も首をかしげながら、裁判長の言葉を聞いていました。
さらに言い渡しが終わると、奥野被告は証言台の前の席から立ち上がり、「おかしい!法壇から下りなさい!」と裁判長に詰め寄りました。
判決後…奥野被告は『憤り』あらわに
判決後に取材に応じた奥野被告は「強い憤りを感じる」などと判決への不満を示しました。
(判決後に取材に応じた奥野被告)
「ここまでひどい、レベルの低い判決が日本の裁判所で出るということに驚きました。こちらの控訴趣意と判決内容とが全くかみあっていなかったです。強く憤りを感じています。本来であれば法壇を下りる人です。何の検証もなく、推測や妄想に過ぎない判決に強い驚きを感じています。無罪が出ると思っていましたので、上告ということは考えていなかったですけど、十分に検討したいと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f2d5b700c5da7efea32ae2680d5e5f1cb53d013
引用元: ・【裁判】マスク嫌い男「低レベル判決に驚き。裁判官は辞めるべき!」 …有罪判決に激怒
今、マスク警察はマスクつけないで知らん顔してんのかな
執着すげえ