北海道札幌市で起きた女子大生死体遺棄事件。文春オンラインは小野勇容疑者(53)に“嘱託殺人”の依頼を現在進行形で検討していたという、札幌市在住の30代女性Aさんに接触した。その内容からは、この事件をきっかけに“大量殺人事件”が明らかになる可能性があることがわかった――。
「事件前にも瀬川さんと会ったことがある」小野容疑者と亡くなった瀬川結菜さん
小樽市の女子大学生・瀬川結菜さん(22)の遺体が札幌市内のアパートで見つかった事件で、このアパートに住む自称元自衛官・元傭兵で無職の小野容疑者が銃刀法違反で北海道警察に現行犯逮捕されたのは10月8日のことだ。その後10日に死体遺棄容疑で再逮捕、12日には死体遺棄容疑で送検された。
小野容疑者は殺人をほのめかす供述をしており、本人のツイッターアカウント(いっさ)にも瀬川さんを殺めたことをうかがわせる投稿があることから、道警は殺人容疑も視野に捜査を進めている。また、ツイッターには「3人目」という投稿もあり瀬川さん以外にも殺人を犯していることを匂わせている。社会部記者が解説する。
「家族などの証言から瀬川さんが小野容疑者に監禁された可能性が判明し、通報翌日という今回のスピード逮捕につながりました。2人はSNSで知り合ったようですが、小野容疑者は『事件の前にも瀬川さんに会ったことがある』という供述も始めたようです。道警は、瀬川さんを迎えに行くなど事件に使われたと思われるレンタカーなど車2台を押収して調べを始めました。2人の関係性や、他にも被害者がいたかなど、全容解明はまだまだこれからでしょう」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac6715b38a8feefa498eca20497b370e7c9e1706
引用元: ・小野勇容疑者(53)の「殺しと解体の手口」 3年前に女性2人を殺害 遺体を解体後骨は細かく砕き薬品で髪と臓器を溶かし3日で処理 [Stargazer★]
だが、前出の知人女性Aさんは、「小野さんは自殺願望を持つ一方で、他人の自殺を“手助け”することによって生きる希望を見出してもいたと思う。自分にしかできない屈折した“人助け”への思いから犯行を重ねていたのではないか」と推測する。
「時期は夏は死体が腐乱し、冬は地面が凍って固くなるから、秋が良い」
「自分も自殺を手伝ってもらいたくて、小野さんに連絡をとり、“手順”について詳しくうかがいました。小野さんは元傭兵だからか、『人をわりと平気で殺せる人なんかなかなかいないですよ』『ただ役に立ちたいだけ』と話していましたね。『小柄でスリムな人なら楽ですね(笑)』とも言っていました。
荷物はなるべくもってこない状態で来るように伝えられました。合流してからは位置情報をオフ、ツイッターアカウントも消してもらうと言っていました。住居の解約や荷物の処理もしてもらったうえで、行方不明届が出ない状況を整えてから、移動費と薬品代分のわずか5万円で請け負うと話していました。時期としては、夏は死体が腐敗し冬は地面が凍って固くなるため、秋が良いと話していました。こうした方法で3年前にも精神疾患を持つ女性2人の自殺を手伝ったそうです」
警察に気づかれぬように、自然に失踪したかに見せかける「工作」を依頼者に要求していたという小野容疑者。今年8月の「3年前に解体道具を始末したからまた揃えなくてはな。解体は時間との勝負だし。効率的に迅速に!!」といったツイートからも、これからの凶行を見越したかのように準備する様子が窺える。
薬品で髪の毛や臓器を溶かして、骨は細かく砕いて発酵促進剤と一緒に埋める
さらに、遺体の痕跡を残さないための“処理”については、徹底したこだわりもあったのだという。
「遺体は血抜きをしてから自宅浴室で解体し、薬品で髪の毛や臓器は溶かして、3日ぐらいで処理するそうです。骨は細かく砕いて、バラバラにしてから土に分解されやすいように発酵促進剤と一緒に埋めると言っていました。本人も『警察に捕まりたくない』といっていたので、バレないように徹底していたようです。
志願者とシーシャ(水タバコ)を吸いに行ったり、“手助け”前に一緒にご飯を食べにいくこともあったようです。相手女性はどこに住んでいても請け負ってあげて、仮に気が変わった場合にも『仕方ないから』といって、強制はしないと言っていました。途中でキャンセルも多かったようです。本人も病気に苦しんでいて、生活保護を受けていたと話していました」
瀬川さんの遺体も同様の手口で“解体”される前だったのか。事件の全容解明が待たれる。