【国際】ガザ最大病院「連絡途絶えた」　戦闘激化 WHOが発表

パレスチナ自治区・ガザで続く、イスラム組織「ハマス」とイスラエル軍の戦闘で、WHO（世界保健機関）は12日、ガザ最大の病院と連絡がつかなくなったと発表した。

ハマスが地下に指令本部を置いているとする、ガザの「シファ病院」周辺では、ここ数日イスラエル軍との激しい戦闘が続いている。

WHOは「シファ病院が戦車に囲まれているという報告を最後に、病院関係者との連絡がすべて途絶えた」と明らかにした。

また「ここ48時間で、集中治療室が攻撃により破損した。電力が途絶え、人工呼吸器をつけていた患者も死亡した」とし、あらためて直ちに戦闘を停止するよう呼びかけた。

一方、イスラエル当局は、ガザ北部から南部に設置した避難ルートを使って南下した住民は、11月10日までの5日間で18万7,000人にのぼったと発表した。

こうした中、国連パレスチナ難民救済事業機関は11日、「ガザで働く国連職員の犠牲者は10日現在で101人にのぼり、国連史上でも極めて突出している」と指摘した。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は11日夜、記者会見し、「先月7日の虐殺はイスラエルが治安管理をしないかぎり、テロが復活することを決定的に証明した」と述べ、「ハマス掃討後はテロを防ぐ必要がなくなるまで、イスラエル軍が治安管理をする」と強調した。

ソース　https://news.yahoo.co.jp/articles/6698650d7f18f8b41eeaeddbaba047a8938a23f1