https://www.fsight.jp/articles/-/50221
執筆者:三好範英 2023年11月20日
(略)
半年後に再度取材を試みると、インタビュー時は日本社会のルールを守る重要性を語っていたクルド人の男性は、「強制送還するならやってみろ」と激高した。
インタビューを続ける中でA氏は、物騒な発言をした。
「入管の人間を3回殴ったことがある。血だらけにしたこともあるし、捕まったことはないが。今はいいんだけれど、僕らを人間として見ていなかった。娘が5歳の時に、『この人本当にあんたのパパなの』と5歳の子に聞いた。外にいる日本人と入管の日本人は同じ日本人かと思う位だ。(入管職員が)お父さんの耳を引っ張ったんだよ。俺、入管職員ぼこぼこにした」
こうした発言に対しては、「入管職員も法律を守らせねばなりませんよ」とややたしなめるように言うと、こんな答えが返ってきた。
「法律の問題じゃない。法律は法律、それはわかる。けど、人間という存在の感覚がない。入管にもいい人がいて、子供のころから知っているよ。入管が古い人から片付ける、となると大問題になる。難民を日本が2回の申請で追い出しますと言ったら世界はどうなる。うちは税務署来たことないし、それなりに税金を払って、近所とも仲良くやっている」
「いずれは老人ホームも考えている」
トルコに送還されると、政治的迫害を受けるというのはどの程度当てはまるのか。
「そういう人もいるがそうでない人もいる。みんながみんなそうではない。うちの兄貴はトルコに帰った時に捕まった。1カ月入れられた。5、6年前まで来た人は政治問題はあった。今はトルコ人の方が多い。みんなが一緒にされている」
A氏はこれからどう生きていこうとしているのか。
「うちは解体以外のこともしたい。土地の造成とか、生木の受け入れ、ウッドチップを作る仕事の方が環境にいいし見た目もいい。解体事業はやめないけど、本業は解体という風にはもっていきたくない。業者が多すぎて、教えられた法律とは無関係にみんなやっているし、アスベストも厳しくなっているが、その基準を守らない。昔の日本人の業者はブローカーになっていて、外国人は皆その下でやるから、基本的に安くなっている。
クルド系の解体業者は、お金稼ぐことがよくわかっていないから、普通より少し上回ればいいだろうという考えの人が多い。100万円の仕事で40、50万円稼がねばならないところ、5万残ればいいくらいの感覚でやっている。ちゃんとした会社はやっていけない。社会保険、給料を払うとなると、それはできない。日本人のブローカーが誰でも仕事をやらせてしまう。不法投棄も増えているし、ブローカーが安くやらして、その中で儲けるにはそうした手しかないんだ。
そう考えると解体は無理。うちは基本的に元請けからしかやらないし、下請けから受けてやらない。そうすると仕事がとりづらい。普通にやっていたら、とてもじゃないけどやっていけない。
事務所の裏の2000坪くらい土地も買っている。いずれは老人ホームを考えている。難民申請者でも家を買っている人多いよ。僕が日本人だったらもっとすごいことができる。商売はいっぱいある。トルコを見ているとどこに何が足りないとか、中東もイラクもシリアもわかるし。
日本はまじめにやれば返ってくる。我々の国はそうじゃない。まじめにやったって返ってこない。痛い目に遭うし。
クルド人としてのルーツはもうないね。今はここのルール、マナーがあるから、クルドの生き方はしない。ここは日本だから。希望したから。自分が育った苦労したクルド人の歴史は忘れないが。
今日ビザを取れたら、明日は日本の国籍を取ります。退去強制令書も食らっているから難しいことはわかっている。娘が10歳になって、取った人がいる。子供を当てにビザをとれることがあるかもしれない。
日本で死んでいいと思っている。日常生活は日本語。かみさんには、『何で子供にクルド語教えないのか』と言われているが、クルド語、トルコ語を話していいことないし、いい思いをしないし。子供をかわいがっている時も日本語が出ちゃうから」
以上がインタビューの抜粋である。
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A氏らの難民不認定処分等取消訴訟は最高裁で敗訴
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2013年に最高裁で上告棄却となった。
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※省略していますので全文はソース元で
引用元: ・難民申請4回却下でも解体業を経営する「川口市のクルド人」の本音(後編)|「なぜ難民が貧乏でなきゃいけないんだ!」(三好範英氏) [少考さん★]
絶対いいやつ!
ないないw
犯罪者やん強制送還しろ