2023/11/30 15:27 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231130-OYT1T50169/
VHSテープを再生するビデオデッキの国内生産が終了して7年。デッキの修理は困難になり、家族の大切な思い出を記録したVHSテープが再生できない世帯が増えている。耐用年数20年ほどとされるテープは次々と寿命を迎えており、テープをデジタルダビングして残すサービスが注目を集めている。(岩島佑希)
運動会やピアノの発表会、結婚式…
VHSテープなどの映像をデジタル化し、DVDなどに保存するサービスを行う「ダビングコピー革命」(東京都台東区)には、全国から送られたテープが山積みになっている。記録されているのは、子どもの運動会やピアノの発表会、結婚式など、家族の大切な思い出だ。
中略
1998年が出荷ピーク
こうしたビデオテープの多くは日本ビクター(現・JVCケンウッド)が1976年に発売したVHSテープだ。前年にソニーが出した「ベータマックス」と激しいシェア争いを展開したが、長時間録画できることなどからVHSが勝利した。家庭用ビデオカメラで撮影したホームビデオを、VHSテープにダビングして保存する世帯も多かった。日本映像ソフト協会(東京都)によると、VHSなどの「ビデオカセット」の売り上げ本数のピークは1998年で、年間約5233万本に上った。
より高画質なDVDの普及で、VHSテープは次第に下火となり、2006年の売り上げは128万本まで落ち込んだ。日本ビクターが07年にVHS事業から撤退すると、電器店などでのビデオデッキの取り扱いは激減。国内で唯一、再生デッキの販売を手掛けていた船井電機(大阪府)も16年7月に生産を終えた。交換部品は払底しており、デッキが故障しても修理は難しい。
まもなく寿命
VHSテープの耐用年数は約20年とされる。温度や湿度を管理した良好な保存状態でも30年ほどとされており、VHSテープの生産がピークだった1990年代後半に出荷されたテープはまもなく寿命を迎える。国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)も、「2025年までにデジタル化しなければ、テープは永遠に失われかねない」と警告している。
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引用元: ・VHSデジタル化急げ…耐用年数20年、ダビング依頼年々増え「月8000本」店舗も [はな★]
デッキを再生産しろよ
円安で儲かるぞ