東京２３区のオフィス、新たに借りる意向ある企業は２７％…“オフィス回帰”の動き広がる

森ビルは１４日、東京２３区のオフィス需要に関する調査結果を発表した。
新たにオフィスを借りる意向がある企業は前年比３ポイント増の２７％だった。このうち、面積を拡大する予定があると回答した企業は６ポイント増の５５％に上り、オフィス回帰の動きが広がっている。

新たにオフィスを借りる理由（複数回答）は、「立地の良いビルに移りたい」が３３％で最多だった。
希望エリア（同）は「丸の内」と「大手町」がいずれも１８％で首位となり、「日本橋」（１７％）、「虎ノ門」（１５％）などと続いた。

出社率が「８割以上」と回答した企業は前年比１０ポイント増の５９％だった。新型コロナの５類移行に伴い、テレワークからオフィス勤務に切り替える企業が増えたとみられる。

調査は２００３年から毎年行っている。今年は主に東京２３区に本社を置く資本金上位の約９８００社を対象にアンケートを実施し、１８４３社から回答を得た。