【ラジオ】吉田拓郎　１０か月ぶりＡＮＮ「僕の音楽好きの旅は続いている」、「ラジオ」テーマにした楽曲制作の意欲明かす

　昨年いっぱいで音楽活動の第一線から退いたシンガー・ソングライターの吉田拓郎が１５日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「吉田拓郎のオールナイトニッポンＧＯＬＤ」（後１０時）に出演した。

　第一線から退いたことに伴い、番組自体も終了したが、この日、一夜限りで復活。２月の「オールナイトニッポン」５５周年特番以来、１０か月ぶりのラジオ出演は「Ｏｌｄｉｅｓ」の弾き語りで始まった。

　「自宅にて何もない生活が始まって約１年、１０か月以上たったけど、何も変わらない。家にいて、いろいろな人から電話がかかってきたり、メールが来たりして『曲を作ってくれないか？』とか。あんまり暇になっていないというか。ＰＣに向かって打ち込みをしたり、いろいろな人の家に遊びに行ったり」と近況を説明。「時々、あるヤツ（＝小田和正）とスイーツ会をしたり、（小田と）散歩したり。僕の音楽好きの旅は、まだまだ続いている気がしたんで」と選曲の理由を語った。

　若い頃はマスメディアに対して「不信感の塊」だったというが、「ラジオだけは僕を裏切らなかった。僕も、ラジオは愛していた」と懐古。来年ニッポン放送が開局７０周年を迎えるにあたり、「深夜放送、ラジオをテーマにしたアルバムを作ってみようかなと思って、ディレクターと話をしている」と楽曲制作の意欲が出たことを明かした。

　吉田は「今まだ、完璧には決まっていませんけど」とした上で「ラジオをメインのテーマにして詞を書いたり、曲を作ったりするっていうのが楽しそうな気がして。年明けになったら具体的に進めてみたい感じがあってミーティングをしている。ラジオが僕の青春そのものだったし、思い出深いのがラジオ。『ラジオ』をテーマに、年明けぐらいから何か作ってみたいなと思っています」と話した。

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