「世界各地で戦争が続く今、犠牲的精神を賛美して大丈夫かな、と思いましたが」
映画評論家の北川れい子氏はそう前置きし、
「ラストシーンでは思わず泣いてしまいました」
そんな例が続出したか、11月3日公開から5週目までの累計興行収入は38億円。
「庵野秀明監督の2016年公開『シン・ゴジラ』の82億円には及ばないものの、邦画としては十分な数字です」(スポーツ紙記者)
全米興収記録で1位に
そのゴジラ最新作が12月1日、アメリカで公開され、3日間の興収は堂々の3位となり、ディズニーの100周年記念アニメ「ウィッシュ」を抑えた。さらには公開5日目で、邦画実写作品としての全米興収記録が歴代1位(約20億円)に。記録更新は34年ぶりとか。
在米映画ジャーナリストの猿渡由紀氏は言う。
「観た人の評価はたしかに非常に高い。〈東宝のゴジラは16年以来だが、待ったかいがあった〉といったファンの声が目立ちます」
ゴジラの進撃は続くという期待から、早くもSNS上では〈米アカデミー賞も夢ではない〉といった書き込みも見られるのだった。
ただ、猿渡氏は、そうした高評価は限定的なものではないかと指摘する。
「もともとゴジラや怪獣映画が好きな人たちにとって満足だった、ということではないでしょうか。“アメリカでゴジラフィーバーが起きている!”というわけではありません」
興収の数字は立派だが、
「ディズニーの『ウィッシュ』は地力を発揮して公開3週目で累計75億円ほどの興収に達し、リドリー・スコット監督の大作『ナポレオン』も同じく3週目で興収は約80億円、対してゴジラは2週目で40億円弱ですから、やや息切れ感が見えますね」(映画ライター)
アカデミー賞に関しても、
「残念ながら、今のところゴジラが話題に上がることはありません」(猿渡氏)
冷や水を浴びせられた怪獣ゴジラ。代わって賞レースへと猛進する存在が。
「むしろ受賞の可能性が高いとしたら、『君たちはどう生きるか』ではないでしょうか」(先のライター)
「君たち~」はご存じ宮崎駿監督のジブリ作品。ゴジラに1週間遅れて8日に全米デビューを飾り、公開3日間の全米興収はゴジラのそれを抜いたのだった。
「映像と音楽ともにアメリカでジブリ作は評価を確立しています。賞の獲得に向け、秋口から試写会を頻繁に組み、着実にキャンペーンを展開中です」(同)
気を吐く巨匠に、さすがのゴジラも退散か。
「週刊新潮」2023年12月21日号 掲載
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a35835aacc0012e92758ba39481961ad353d680
引用元: ・【映画】「ゴジラ‐1.0」アメリカで高評価も、「『君たちはどう生きるか』の方がアカデミー賞の可能性は高い」と専門家が指摘 [ネギうどん★]
https://www.cinematoday.jp/news/N0140673
思うんだけどな そんなに不作なんかアメリカは
>「庵野秀明監督の2016年公開『シン・ゴジラ』の82億円には及ばないものの、なんか俺の読解力がなかったせいなのか、今月はじめとか先月末のスレでは
とんでもねえ数字を叩き出したって記憶なんだが