岸田首相とすれば、早急に「国民の不信感」を払拭し、苦境を脱したいところだろう。だが、ここは拙速を避けて、腰を落ち着けて、さまざまな意見に耳を傾けるところからスタートすべきではないか。
政治資金改革の議論にあたり、2つの視点を提起したい。
1つは、「カネのかかる政治からの脱却」を目指すあまり、「政治活動をしない政治家」がはびこる政治資金制度にしてはならないということだ。
政治資金は政治活動のためにある。政治活動をしない政治家にとって政治資金は必要ないが、政治活動をしない政治家を政治家といえるのか。
かつて、「カネのかかる選挙運動はしない」と言って、選挙期間中、街頭活動をしなかった候補者がいた。確かに、カネはかからないだろうが、果たして、国民はそんな政治家が増えることを望んでいるのだろうか。
2つ目は、政党交付金についてだ。繰り返される政治資金問題に辟易(へきえき)するあまり、「政党交付金以外の政治資金を禁止すべき」との意見もある。だが、これ以上、国庫から交付される政党交付金の比重を大きくする改革には反対したい。
政党の運営経費は党員・支持者によって賄われるべきで、政党交付金はあくまで「助成」の範囲にとどめられるべきだ。政党が議員数や得票率で算定される政党交付金で運営されるようになれば、党員・支持者の声より、世論調査上の「国民の声」や目先の選挙対策に流されてしまう傾向が強くなるのではないか。
筆者は、LGBT理解増進法案で、自民党が、日本維新の会、国民民主党の対案に乗るかたちで賛成し、成立させてしまったのは、その象徴ではないかと推測している。
「一強」の自民党ですら、世論調査で一定の支持があり、各党が賛成する法案には、一党で抵抗する力を持ち合わせなくなってしまった。
疑惑が持たれる集め方や使い方が問題なのであって、政治資金そのものを否定するのは本末転倒だ。「角を矯めて牛を殺す」ような愚をおかしてはならない。(政治評論家 伊藤達美)
週刊フジ 2023/12/24 20:00
https://www.sankei.com/article/20231224-PXXJ3EQQPNDCZFIQZ2AWSAOW5U/?outputType=theme_weekly-fuji
引用元: ・【週刊フジ】「角を矯めて牛を殺す」拙速な政治資金改革は避けよ [ばーど★]
現役引退したあとに国のために尽くしたい有志が名誉職として国会議員になるようにしたら?
彡”⌒ヾ
ヽ( ^ω^)ノ 作文なんてスレは伸びないぞ
へノ ノ
ω ノ
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政治はどうでもいい
自民は上限越えの寄付を作られ朝日と特捜が事件に見せかける。