【秋田】ナマハゲに２０代が本格参加「役立てるなら恩返しを」…「悪い子はいねがあ」発声練習に励む

「ナマハゲ行事」のなり手不足が深刻化する中、男鹿市 五里合(いりあい) 地区の 中石(ちゅういし )自治会では今年から、２０歳代の若手が本格的に参加する。地元出身の福島大大学院修士１年の渡部 光騎みつき さん（２３）。「ナマハゲは男鹿の誇り。自分が役立てるなら恩返しをしたい」と言い、本番の大みそかに向けて意気込んでいる。

渡部さんは２３日に福島市から帰省し、２８日に地元の公民館で行われた、稲わらで作る「ケラ」と呼ばれる上着を編む作業に参加。４０歳代のナマハゲ役の先輩から「悪い子はいねがあ」という声の出し方を繰り返し習った。

渡部さんは梨農家の次男で、大学院では農業用ロボットを研究する。ナマハゲ役は中学生の頃から「やってみたい」と考えるようになった。昨年は参加の予定はなかったが、知り合いから「やってみないか」と誘われ、急きょ５軒ほど回り、「次は最初から参加しよう」と思うようになった。

ナマハゲは２０歳代の独身男性が担うのがしきたりとされるが、地域の２０歳代が少ないうえ、大みそかは自分の時間を大切にしたいという若者が増えてなり手不足が続く。

（略）

※全文はソースで