正月三が日は餅の死亡事故が最も多い時期といわれています。
餅の事故なんて高齢者だけでしょ……と思うのは危険! 正月の死亡事故の原因は餅だけではありません。
みんなが集まる楽しいお正月こそ気を付けたい身近な事故について上場企業産業医の甲斐沼 孟先生にお話をお伺いしました。
【図表】正月の死亡事故のポイントは「餅」「飲酒」「子ども」。対策は?
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――お正月は餅の事故が多いそうですが、実際どれくらいの死亡事故が起きているのでしょうか
甲斐沼先生:厚生労働省の人口動態調査では、「不慮の事故」による死因のうち、食べ物が原因となって窒息したことによる65歳以上の高齢者の死亡者数は、
年間3,500人以上であり、特に80歳以上の死亡者数は2,500人以上に上るとされています。
お正月は、一般的に餅を食べる機会が増えますが、餅で窒息し死亡した高齢者の事故のなかで、およそ2割がお正月の三が日に集中しています。
消費者庁の過去の統計によりますと、65歳以上の高齢者が餅をのどに詰まらせるなどして窒息して、死亡した事故は2019年までの2年間で約700人弱に上りました。
これらの死亡者のうち、約4割のケースが1月に発生していて、正月の三が日だけで全体のおよそ2割の127人が亡くなっているとのことです。
――餅の事故はなぜ高齢者に多いのでしょうか
甲斐沼先生:高齢者は、若年者と比較して唾液(だえき)の分泌量が少なく、食べ物を噛む力や咳反射などで押し返す力も弱まっているため、
一度餅などが詰まると重大な窒息事故につながる危険性があります。
※略
――餅の事故を減らすための対策を教えてください
甲斐沼先生:お正月に食べる雑煮等の餅は、久しぶりに食べる場合が多く、食べなれていないので注意が必要であり、
消費者庁は、餅を小さく切るなど食べやすい大きさにして、飲み物や汁物などでのどを潤してから食べるよう注意を呼び掛けています。
また、餅をよく噛まないうちにお茶などで流し込むのは危険ですので回避するように意識して、一口の量は無理なく食べられる量にしながら、
ゆっくりとよく噛んでから餅を飲み込むようにしましょう。
餅そのものは、温度が下がるほど固くなる特性があるため、お椀の中で柔らかくても口に入れると固くなるという性質があります。
高齢者が、このような特性を持つ餅を食べる際は、周りにいるご家族などの方々も食事の様子に注意を払って十分見守ってあげてください。
――お正月時期に多い事故には「お酒」が原因のものも多いといわれています。実際どのような死亡事故が起きているのでしょうか
甲斐沼先生:年末年始やお正月の時期は、飲酒の機会が増える時期です。
特に、飲酒運転による交通事故は例年12月から1月にかけて多くなる傾向があり、毎年のように重大な人身事故が発生しています。
過去の歴史をさかのぼってみると、平成18年に福岡県で発生した飲酒運転事故は、幼児3人が死亡する重大事故であり、
それを受けて平成19年に飲酒運転および助長行為が厳罰化される運びとなりました。
また、平成21年には行政処分が強化されるなど、飲酒運転に関する処罰は年々厳しくなっています。
そうした中で、飲酒運転による交通事故は年々減ってきてはいますが、近年は下げ止まりの傾向が続いているのが実情です。
飲酒運転による交通事故は、飲酒なしの状態と比べて、明らかに死亡事故につながりやすい特徴があります。
令和元年の死亡事故率を「飲酒なし」と「飲酒事故」で比較すると、飲酒運転による死亡事故率は飲酒なしの約8倍におよぶことからも分かるように、
飲酒運転は交通事故、とりわけ死亡事故を引き起こす危険性が非常に高いといえます。
飲酒運転による死亡事故の発生時間は、夜22時から朝6時までで約6割を占めていますので、
忘年会や新年会などで夜遅くまで飲酒する機会が増えるお正月の時期は特に注意する必要があります。
自分自身が飲酒運転をしないことはもちろんのこと、周りの人にも飲酒運転をさせない意識づけが大前提として大切な要素となります。
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引用元: ・【危険】正月に多い死亡事故は「餅」だけじゃない、当たり前の日常に潜む事故とは ポイントは「餅」「飲酒」「子ども」 [ごまカンパチ★]
さすが世界一路上喫煙に厳しく、世界一路上飲酒に優しい国
地震発生前の段階で既に2〜3件スレ見たぞ