【デューク大学研究】心的外傷後ストレス障害（PTSD）を患う成人は小脳が小さい

2024年1月11日

1: 影のたけし軍団 ★ 2024/01/11(木) 17:43:47.40 ID:??? TID:gundan

デューク大学主導の脳画像研究の新たな研究結果によると、心的外傷後ストレス障害（PTSD）を患う成人の小脳は小さいことがわかった。

小脳は、動きの調整やバランスの調整を助けることでよく知られている脳の一部であり、PTSD の影響を受ける感情や記憶に影響を与える可能性があります。まだわかっていないのは、小脳が小さいとPTSDになりやすいのか、それともPTSDによって脳の領域が縮小するのかということだ。

「違いは主に後葉内にあり、小脳に起因すると考えられる認知機能の多くが局在していると思われる後葉と、多くの感情処理機能に関連する虫体にありました」とアシュリー・ハギンズ博士は述べた。 D.は報告書の筆頭著者で、デューク大学の精神科医ラージ・モーリー医学博士の研究室で博士研究員として研究の遂行を支援した。

現在、アリゾナ大学で心理学の助教授を務めるハギンズ氏は、この結果が他の人々に小脳をPTSD患者にとっての重要な医学的標的として考慮するきっかけとなることを望んでいる。

アシュリー・ハギンス博士、レポート主著者
どの領域が関係しているのかがわかれば、小脳への脳刺激などの介入に焦点を当て始めることができ、治療結果を改善できる可能性があります。」

PTSD は、自動車事故、性的虐待、軍事戦闘などのトラウマとなる出来事を経験または目撃することによって引き起こされる精神的健康障害です。

トラウマ的な体験に耐えたほとんどの人はこの障害を免れますが、成人の約 6% が PTSD を発症します。PTSD は、多くの場合、恐怖の増大とトラウマ的な出来事の追体験を特徴とします。

研究者らは、恐怖を制御するアーモンド形の扁桃体や、記憶を処理して脳全体に伝達する重要な拠点である海馬など、PTSDに関与する脳領域をいくつか発見した。

対照的に、小脳（ラテン語で「小さな脳」を意味する）は、PTSDにおけるその役割についてはあまり注目されていない。

小脳は、後付けで脳の後部の下に不器用に押し込まれたように見えるグレープフルーツ大の細胞の塊で、バランスを調整し、歩行やダンスなどの複雑な動きの振り付けを行う役割で最もよく知られています。

デューク大学のモーリー博士は、より大規模なデータ共有イニシアチブに参加している他の 40 以上の研究グループとともに、脳画像スキャンをプールして、可能な限り広く普遍的に PTSD を研究しました。

研究グループは最終的に4,215人の成人MRIスキャンからの画像を入手したが、そのうち約3分の1はPTSDと診断されていた。

「私は小脳の観察に多くの時間を費やしました」とハギンズ氏は語った。

何千もの脳スキャンを分析する自動ソフトウェアを使用していても、ハギンズ氏はすべての画像を手動でスポットチェックして、小脳とその多くの小領域の周囲に引かれた境界が正確であることを確認しました。

この徹底的な方法論の結果は、非常にシンプルで一貫した結果となりました。PTSD 患者の小脳は約 2% 小さいということです。