バイデン、再びフーシ派空爆

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米軍、再びフーシ派空爆　イエメン侵攻は計画せず　【ワシントン時事】米ＣＮＮテレビは１２日、米軍が前日に続いてイエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点を空爆したと報じた。紅海での商船攻撃に対する報復行動で、空爆は２日連続。今回は前日に比べて小規模だという。

報道によると、標的となったのはフーシ派のレーダー施設。前日の空爆は英軍と共同で実施したが、今回は共同か単独かは明らかになっていない。

バイデン大統領はこれに先立ち、東部ペンシルベニア州で記者団の質問に応じ、「フーシ派が非道な行いを続けるのであれば、同盟国と共に必ず対応する」と追加攻撃を示唆していた。また、前日の空爆では「民間人に犠牲者は出ていないと思う」と指摘し、「それも（空爆の）成功の理由だ」と胸を張った。

国家安全保障会議（ＮＳＣ）のカービー戦略広報調整官は記者会見で、「（バイデン）大統領はイエメンとの戦争にも、イエメンでのいかなる紛争にも興味はない」と述べ、米軍による本格侵攻を計画していないと強調した。また、バイデン氏が今月９日のフーシ派による大規模な商船攻撃を受け、同日午後に空爆を決断していたと明かした。

米軍幹部も１２日、米英両軍の前日の空爆後、フーシ派が少なくとも１発の対艦ミサイルを発射したが、どの船舶にも命中しなかったと記者団に語った。英海事機関ＵＫＭＴＯによれば、イエメン沖のアデン湾で１２日に民間の船舶に向けてミサイルが発射されたとの報告があったが、この件を指しているのかは不明だ。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011300243