無職（39さい）「二度と逃げられないようにしてやる」父親を約7時間暴行し死亡させた男に懲役10年の判決

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「犯行動機は自分の人生に対する不満を落ち度のない恒雄さんに転嫁する自己中心的で短絡的なもの。過去にも同じような被害に遭いながら息子の更生を信じて再び同居を始めた恒雄さんを裏切るものであり、同居から3か月あまりで今回の犯行に及んでおり、責任を軽減する事情もない」として懲役12年を求刑していました。

【速報】「二度と逃げられないようにしてやる」父親を約7時間にわたり暴行し死亡させた男に実刑判決

無職の東田真二被告（39）は去年7月、岸和田市の自宅で正午ごろから午後7時ごろにかけて、同居していた父・恒雄さん（当時81）の顔や太ももなどに殴ったり蹴ったりするなどの暴行を繰り返し、恒雄さんを死亡させた罪に問われています。

これまでの裁判で、東田被告は去年4月、恒雄さんと同居するようになり、6月ごろから複数回にわたって恒雄さんに暴行を加えていこたことが明らかになりました。

事件当日、正午ごろに起床するとすぐに恒雄さんへの暴行を始め、外に逃げようとした恒雄さんを家の中に引き戻し、「二度と逃げられないようにしてやる」と言いながらさらに強く暴行を加えるなどしたということです。

恒雄さんへの暴行は約7時間にわたって断続的に行われ、トイレでぐったりして動かなくなった恒雄さんを見つけると、東田被告は自ら119番通報し、恒雄さんは病院に搬送されましたが、血管内の血液が減少し十分な血圧が保てなくなることで引き起こされる「循環血液量減少性ショック」により死亡しました。全身は、広範囲にわたって腫れ上がっていたということです。

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