終値は前週末比1066円55銭高の3万7963円97銭でバブル期の1990年1月以来約34年ぶりの高値を付けた。
89年12月の史上最高値3万8915円87銭の更新が視野に入り、4万円突破も夢ではなくなったが、
一本調子で上がるわけではないのが株だ。「急ブレーキ」を警戒すべきポイントを探った。
今年に入ってから日本株は、好調な企業業績や米国の利下げ観測、新NISA(少額投資非課税制度)のスタートなどで急騰した。
海外の投資家は不振の中国株を売って割安感のある日本株を物色している構図だ。
こうした経済環境の原動力が日銀の金融緩和を背景にした為替の円安だ。
だが、日銀は4月25、26日の金融政策決定会合で「マイナス金利」を解除するとの観測がある。
「日銀はマイナス金利解除後も緩和的な金融政策を続けるというメッセージで地ならしに懸命だが、
海外の投資家は〝利上げ〟にストレートに反応して売る可能性がある」(国内機関投資家)
もう一つの転機が「デフレ脱却宣言」だ。岸田文雄首相は1月30日の施政方針演説でもデフレからの完全脱却に強い意欲を見せた。
春の賃上げと、6月の所得税と住民税の減税で実質賃金のプラス転換を目指しているが、問題はタイミングだ。
「経済政策の成果を誇るためデフレ脱却宣言を急げば、市場は緊縮財政への転換点だと受け止めるだろう」(金融系シンクタンク)
その後の波乱要因は11月の米大統領選だ。ドナルド・トランプ前大統領が返り咲き、中国など各国からの輸入品について
関税を引き上げることも懸念されるが、「最大のリスクは選挙が混乱し、次期大統領が長期間決まらない事態だ」(同)
との指摘もある。
日本株は波乱を乗り越えて力強く上昇できるか。
2024.2/14 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240214-BYLEEGESPRNEBCL46BI3CVYUQM/
※関連スレ
【ロイター】この1週間、投資家は債券、日本株、ハイテク株を買い、中国株からは急激に資金流出=バンクオブアメリカ [1/21] [昆虫図鑑★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1705795010/
引用元: ・【東証株急騰】 日経平均は4万円突破視野も… 海外の投資家は不振の中国株を売って割安感のある日本株を物色 [2/15] [仮面ウニダー★]

