ウクライナ軍の戦死者数は1万3000人　大統領府長官顧問が明かす

ポドリャク氏は、「軍が公式に見積もったウクライナ兵の死者数」を「1万～1万3000人」と語った。ただ、戦闘地域での死者数の確認は困難で、実際はこれを大幅に上回る可能性がある。ポドリャク氏はウクライナの民間人の死者数については明言せず、「相当数」に上る可能性があるとした。

一方、ポドリャク氏はロシア軍の死者数については「2月の侵攻開始以降、10万人に上る」とし、さらに「10万～15万人が負傷したり、行方不明になったりした」と述べた。

ウクライナでの戦死者数を巡っては、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が11月、ロシア軍とウクライナ軍双方とも10万人の死傷者が出ていると述べた。ロシアのショイグ国防相は9月、ロシア側の戦死者を5937人と発表したが、ロシア独立系メディアは露軍の死者や行方不明者、戦闘に復帰できない重傷者などの総計が9万人を超える可能性があると報じている。【ブリュッセル宮川裕章】

毎日新聞 2022/12/3 11:05（最終更新 12/3 11:05） 491文
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