五輪にも2012年ロンドン、2016年リオ、2020年東京と3回の出場を誇る日本卓球界を支えてきた大選手である。
その石川が、今年9月から成都(中国)で行われた世界選手権に代表落ちした。
さらに、来年5月にダーバン(南アフリカ)で行われる世界選手権にも出られない見通しとなっている。
技術の進歩が激しく、有望な若手が次々と現れる日本女子卓球界。一時代を築いた石川にも実力的にとうとう世代交代の時期がきたのかと誰でも思うだろう。
しかし、石川の代表落ちは実力によるものではなく、きわめて理不尽な理由によるものである。
理不尽な選考といえば、客観的な指標に基づかない不透明な選考や、世代交代を促進させるために若手を優先するといった選考に思われがちだが、そういう理由で落とされたのでもない。
そういう理由なら、本人は納得がいかなくてもむしろ妥当な選考である。
卓球は相性がある競技だし、調子による出来不出来も激しい。
客観的な指標にも限界があるため、最後は結果に責任を持つ者が、その知見をもとに選ぶことも必要である。
若手を優先するのも長期的な視野に立てば当然で、福原愛も張本智和も、そして当の石川自身もそのように起用されてきたからこそ大選手となったのだ。 戦略的選考の結果なら少しも理不尽ではない。
石川の代表落ちは、実力でもなければ戦略的な選考によるものでもない。
単なるクジ運によるものなのだ。それが理不尽という意味である。
2022年世界選手権成都大会の選考は、5人を選ぶのに、全日本選手権(以下、全日本)優勝の伊藤美誠以外の4人は、3月に行われた「LIONカップTOP32」という「一回負けたら終わり」のトーナメント戦一発で決められた。
ベスト4に入った4人がそのまま代表となったのだ。
前代未聞の選考である。
いや、全員が機械的に決められたのだから、選「考」ですらない。
トーナメント戦は、組み合わせによって結果が左右され、優勝者以外の順位はアテにならない。
だからこそ、これまでの選考でトーナメント戦の結果を使う場合には、優勝者しか選考の対象にはしなかった。
「LIONカップTOP32」では、組み合わせ抽選会の様子がYouTubeで公開され、公平性が強調された。
1月の全日本の結果をもとに、強い者同士が早めに当たらないように配慮し、なおかつ全日本と同じ対戦カードが起こらないよう巧妙に配置を工夫し、
選択の余地がある場合だけクジを引く抽選だった。透明性、公平性、いずれも申し分ないように見えた。
その結果、何が起きたか。世界ランキングが日本選手中2番目の早田ひなと、3番目の石川が同じブロックに入り、どちらかが代表落ちする組み合わせとなったのだ
(平野美宇が木原美悠のブロックのクジを引いたことで、石川は自動的に早田のブロックとなった)。
結果、石川は準々決勝で早田にフルゲームの9-11という大接戦で敗れ、勝った早田は最終的に優勝した。
石川は、優勝した早田に大接戦で1回負けただけで、自身15回目となるはずだった世界選手権の出場を逃したのだ。
なるほど、石川がそのブロックに入ったのは元はといえば全日本で加藤美優に負けてベスト16に終わったためであり、実力の反映だという理屈もある。
しかし、その全日本もトーナメント一発なので精度が低い。卓球の実力は、そう安定して結果に表れるものではない。全日本で優勝し、日本選手の中で世界ランキング最上位の伊藤が、この大会では長崎美柚に敗れて石川と同じベスト8に終わっていることがその証左である。
12/13(火) 15:02
https://news.yahoo.co.jp/byline/itojota/20221213-00328000/
続きはソースにてお願いします
引用元: ・【卓球】石川佳純はなぜ「世界卓球」代表落ちしたのか 実力でも若返り戦略でもない理不尽すぎる理由 [マングース★]
文章に魅力のない人が変に引っ張っても
読んでもらえないから。
イライラする
要するに何だよ
その程度じゃ中国に勝てんのよ