【中央日報】利上げの余波…今年の韓国総合株価指数、時価総額４３０兆ウォン消えた

今年のＫＯＳＰＩは電算化（１９８７年）以降５番目の不振となった。１９９６年（－２６．２４％）・１９９７年（－４２．２１％）、アジア通貨危機局面と２０００年（－５０．９２％）、ドットコムバブル崩壊、２００８年（－４０．７３％）の世界金融危機以降、下落率が最も高かった。下落幅は２００８年（７７２．６６ポイント）に続いて２番目（７４１．２５ポイント）に大きかった。今年最後の営業日だった２９日もＫＯＳＰＩは前日比１．９３％下落の２２３６．４０で取引を終えた。

ＫＯＳＰＩは今年、下落行進を続けた。今年の最高値が１月４日（２９８９．２４）だったほどだ。一時は２１００割れも危ぶまれた。今年のＫＯＳＰＩの最安値は９月３０日の２１５５．４９。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長が緊縮の加速ペダルを強く踏むと、低金利に慣れていた市場と経済参加者はパニックに陥った。米国の急激な緊縮によるスーパードルとロシアのウクライナ侵攻なども韓国株式市場にマイナスの影響を及ぼした。

こうした衝撃は予想していなかったことだ。国内証券会社は当初、今年のＫＯＳＰＩは少なくとも３３００線、高ければ３６００線まで上昇すると楽観的な予想をしていた。国内証券会社は来年のＫＯＳＰＩの騰落予想範囲を２０００－２６００と予想する。

反省の声も出てきた。キム・ハクキュン信栄証券リサーチセンター長はこの日、所属アナリストらと出した「２０２２年の私の失敗」という反省報告書で「今年の最も大きな失敗は中央銀行の緊縮長期化の可能性を高くないと見ていたこと」と強調した。

今年のＫＯＳＰＩ騰落率は主要２０カ国とアジア国家を含む２７カ国のうち２５位だった。

中央日報/中央日報日本語版2022.12.30 12:21
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