しかし、それでも怒るのはなぜか。少し間を置いて考えるにその根源は3つある。
まずはテロを引き起こした実行犯への怒りだ。マスコミは事件について「暗殺」「テロ」という政治性のある言葉を忌避するように「銃撃」と矮小化したが、旧統一教会への憂さ晴らしという家庭事情が動機であったとすれば、なおさら安倍氏の政治的影響力を逆手に取った「テロ」であることに違いはない。安倍氏が、祖父の岸信介元首相の時代からの、旧統一教会との「因縁」があったにせよ、逆恨みも甚だしい。
2つ目は奈良県警の大失態だ。現場を訪れてみて改めて実感するが、実行犯の侵入を許したバス停からの経路を塞ぐ措置を全くとっていなかったことは度し難い。警察庁の検証結果を見ても数々の失態が認められている。本部長と警備部参事官は辞任したが、その後世の中の関心が旧統一教会の方にほぼシフトしてしまい、組織全体としての自省や、実効性のある警護立て直しへの緊張感を緩ませてはならない。
3つ目は旧統一教会の問題ばかりを照射するマスコミと安易に乗っかる社会への怒りだ。念のため前提を書くが、数々の霊感商法で問題を起こし、北朝鮮とも関係の深い旧統一教会が公然と社会的・政治的な活動をしていることに疑問は尽きない。清和会(安倍派)をはじめとする自民党議員たちが、反共育成が必要だった冷戦時代の残滓を今も清算できずにいたことにも不満はある。
しかし、それはそれとして、事件の真相解明がなおざりにされてきたことには暗澹たる思いだ。旧統一教会に親が搾取されたことへの恨みがあるのは事実にせよ、安倍氏殺害に至るには飛躍がある。自衛隊経験があるといっても銃を自作するノウハウはどう身につけたのか。今のところ「ローンウルフ」との見方がされているが、交友関係を全て洗い切れたのか。台湾情勢が緊迫する中、安倍氏が訪台を計画していたことと全く関係はないのか。2発撃たれたのに銃弾の1発はどこへ行ったのか……。
謎はまだ残る。それは陰謀論で言うのではない。陰謀論や奇妙な神格化を排する意味でも、冷静に本質を問うことが必要なのだ。しかしマスコミは「党派性の病理」にすぐに侵されてしまい、30年も放置していた旧統一教会ネタに終始している。
今年も党派性の病理に明け暮れた
「党派性の病理」は歳末のネットを騒がすColabo問題も同様だ。Colaboの女性代表者は女性の貧困支援だけでなく沖縄の反基地運動に参加するなど、左派メディアにとっては格好のヒロインになっていた。だから彼女の名誉毀損訴訟は積極的に取り上げるが、Colaboの問題点や疑問点を追及する動きには頰被りする(関連記事)。
(略)
引用元: ・【SAKISIRU】旧統一教会問題ばかり照射するマスコミと安易に乗っかる社会に怒り。旧統一教会の憂さ晴らしで安倍氏殺害は逆恨み甚だしい [Stargazer★]
泣いて悔しがれパヨク
言われても困るわ
反社はテロなんだよ。