昨年12月7日に中国政府は180度の政策転換を行い、それまでの「ゼロコロナ」政策を事実上放棄した。
それ以来、中国全国が世界最大規模のコロナウイルス感染拡大に見舞われている。
中国政府は去年12月14日からは毎日の感染者数と重症・死亡者数の公表を停止したが、
同月下旬にネット上で暴露された国家衛生と健康委員会の内部資料によれば、
12月1日から20日まで、全国での新規感染者数は2億4800万人に上り、20日の1日だけで3700万人の人々が感染したという。
そして年末になると、四川省当局は25日時点での推定感染率はすでに64%に達していると発表。
海南省政府も30日、省内の感染率は50%前後であると発表した。
首都北京の状況に関しては、国内の著名感染症専門家は31日、北京の感染率が80%を超えたとの見解を示した。
このような断片的な数字情報に基づいて、香港紙の星島日報は全国の感染者数はすでに8億人に達していると報じた。
「8億人」という数字の正確さはさておきながら、ネット上で流布されている多くの現場報告に照らし合わせると、
中国全国では今、世界最大規模の爆発的な感染拡大が起きていることは事実であると思われる。
その中で医療の現場はもはや「逼迫」を超えたところの医療崩壊が起きてしまい、
火葬場が24時間フル回転しても遺体の処理に追いつかないという阿鼻叫喚の地獄図が目の前の現実と化してきている。
実は、事態の深刻化に拍車をかけているもう一つの要因がある。
それはすなわち、中国の中央政府と地方政府は今、感染拡大を緩和させたり食い止めたりするための一切なる努力を放棄している、ということである。
前述のように、中国政府がそれまでの厳しい「ゼロコロナ」政策を放棄したのは昨年12月7日のことであるが、その時からこの原稿を書いている今年1月3日現在まで、
中国の中央政府にしても地方政府にしても、国内の感染状況の悪化に従ってそれを緩和させるための措置を講じことは全くもないし、人々の移動や集まりを制限するような政策手段をとったこともない。
引用元: ・【中国】火葬場が24時間フル回転しても遺体の処理に追いつかないという阿鼻叫喚の地獄図 [クロケット★]
内戦でもしてんじゃねーの?