プロ野球の長い歴史の中でも“伝説の助っ人”として多くの野球ファンの記憶と記録に残る2人が殿堂入り。外国人選手の殿堂入りは日系選手を除けば1960年のビクトル・スタルヒン氏以来63年ぶりとなった。
ラミレス氏は大リーグでのプレーを経て01年にヤクルトに入団。巨人、DeNAに在籍し、首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度、最多安打3度など数々のタイトルを獲得した。
DeNA時代の13年4月6日のヤクルト戦では、外国人選手初の通算2000安打を達成。NPB通算成績は1744試合で打率・301、380本塁打、1272打点。16~20年にはDeNA監督を務めた。
バース氏はMLBでのプレーを経て83年に阪神入団。85年には打率・350、54本塁打、134打点で3冠王とMVPに輝き、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。同年4月17日の巨人戦では掛布、岡田とともに伝説の「バックスクリーン3連発」をマークした。
翌86年にも2年連続で3冠王。88年のシーズン途中で阪神を退団した。NPB通算成績は614試合で打率・337、202本塁打、486打点。
特別表彰の 古関裕而氏は1909年(明42)8月11日生まれ、福島県出身。30年9月、コロムビアの専属作曲家として上京。以来作曲活動を続け、総作品数は約5000曲を数える。戦後にはNHKラジオドラマ「君の名は」などの主題歌を作曲。スポーツ関係では早大応援歌の「紺碧の空」や高校野球の「栄冠は君に輝く」、東京五輪の「オリンピック・マーチ」などがある。今や阪神の応援歌として幅広く知られる「六甲おろし」、また巨人の応援歌「闘魂こめて」を作曲したことでも知られる。
スポニチ
https://news.yahoo.co.jp/articles/d86952573cc3a006b0d20274e137e7656759bfc5
引用元: ・【野球殿堂】ラミレス氏とバース氏が外国人63年ぶり殿堂入り 特別表彰で「栄冠は君に輝く」の古関裕而氏 [ひかり★]
【プレーヤー表彰:表彰委員総数363、投票委員数356、有効投票数355、当選必要数267(有効投票数の75%)】
(候補者/得票数/得票率…○は殿堂入り)
○アレックス・ラミレス/290/81・7%
谷繁元信/253/71・3%
黒田博樹/245/69・0%
川相昌弘/217/61・1%
宮本慎也/192/54・1%
桑田真澄/100/28・2%
野村謙二郎/80/22・5%
松中信彦/75/21・1%
タフィー・ローズ/71/20・0%
稲葉篤紀/63/17・7%
井口資仁/59/16・6%
石井琢朗/49/13・8%
小笠原道大/38/10・7%
前田智徳/36/10・1%
城島健司/33/9・3%
小久保裕紀/32/9・0%
山崎武司/30/8・5%
赤星憲広/22/6・2%
佐々岡真司/18/5・1%
高橋由伸/16/4・5%
田口壮/14/3・9%
武田久/3/0・8%
片岡治大/1/0・3%
村田修一/0/0・0%
◆競技者表彰プレーヤー部門 プロ選手を対象として引退後5年を経過して、のち15年間を有資格者とする。幹事会が30人以内の候補を選び、野球報道15年以上の経験を持つ委員(現在363人)が7人以内の連記で投票する。3分の2の有効投票で、75%以上の得票者を殿堂入りとする。得票率が有効投票数の3%未満の場合は、次年度以降の候補者にはなれない。
【エキスパート表彰:表彰委員総数158、投票委員数155、有効投票数154、当選必要数116(有効投票数の75%)】
(候補者/得票数/得票率…○は殿堂入り)
○ランディ・バース/121/78・6%
掛布雅之/102/66・2%
長池徳士/71/46・1%
大沢啓二/58/37・7%
大島康徳/42/27・3%
柴田勲/42/27・3%
安仁屋宗八/40/26・0%
ブーマー/40/26・0%
谷沢健一/34/22・1%
加藤秀司/30/19・5%
新井宏昌/27/17・5%
栗山英樹/24/15・6%
土橋正幸/21/13・6%
梨田昌孝/21/13・6%
有藤通世/16/10・4%
足立光宏/15/9・7%
佐藤義則/13/8・4%
松岡弘/10/6・5%
槙原寛己/6/3・9%
◆競技者表彰エキスパート部門 現役を引退したプロの監督、コーチで引退後6カ月を経過している者、現役引退後、21年以上経過しているプロ選手も有資格者とする。20人以内の候補者を選び、殿堂入りした競技者と競技者表彰の幹事及び野球報道経験30年以上の委員(現在158人)が5人以内の連記で投票。3分の2の有効投票で、75%以上の得票者を殿堂入りとする。