不動産コンサルタントの牧野知弘さんに聞きました。
まきの・ともひろ 東大経済学部卒。1983年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行後、ボストンコンサルティンググループ、三井不動産などを経て独立。オラガ総研を立ち上げ、全国の不動産プロデュースを行う。著書に「なぜマンションは高騰しているのか」など多数。
―若い人などにとって、住宅の買い時はいつでしょうか?
「家族や家計の事情を最優先してほしいです。子どもの成長で今の住居が手狭になった時などです。一方で、金利が上昇する直前の今のうちに買おうと、身の丈に合わないローンを組んで新築マンションを購入することはお勧めできません」
―物件探しで気を付けなければいけない点を教えてください。
「最寄り駅から現地までの状況を、必ず自分の足で歩き、目で確認してください。駅の構造や現地までのアップダウン、交通事情から、想定以上に時間が掛かる物件もあります。中古マンションでは、管理組合の議事録を閲覧できればマンション内部の状況が分かると思います。理想は、設備も問題なく使用できる築7、8年のマンションです」
―首都圏でお勧めの地域はどこでしょうか?
「鉄道の延伸で都心直通のエリアが広がっているだけでなく、リモートワークも浸透してきたので、郊外の衛星都市も有力な選択肢です」
「私の定義で、自治体の新陳代謝率という数値があります。自治体が公表する転入者数と転出者数の合計を、年初の人口で割ったものです。代謝率が10%を超えると、1年で人口の1割が入れ替わる状態となり、不動産価格が上昇する傾向があります。例えば埼玉県川口市や朝霞市は値上がりが見込める高い新陳代謝率ですが、都内に比べてまだ不動産価格はお手ごろで、都心への通勤もスムーズです。子育て支援策の充実した千葉県流山市も良いでしょう」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/355407
引用元: ・【住宅を買うなら・・・】プロがすすめる新陳代謝のいい街 「埼玉県川口市や朝霞市、千葉県流山市も良いでしょう」
クルマが欲しくなる
流山だともっとだったはず