パートナーの女性(44)と暮らし、7歳の息子を育てている。
「どこにでもいる3人家族で、淡々と生活している。ただ、法律で結婚が認められていないのは大きな壁。
こういう家族の形もあると制度上も認める社会になってほしい」と願う。(出田阿生)
◆「不安でいっぱいだったけど」
息子は今、小学2年生。どんどん成長して、服がすぐに着られなくなるほどだ。
誕生したのは、野尻さんが50歳のとき。第三者の精子提供でパートナーが出産した。
「不安でいっぱいだったけど、やってみたらすごく楽しかったの!」。
新生児に3時間おきにミルクをあげるのも「楽しくて楽しくて、幸せホルモンがわいてきた」と目を細める。
保育園の送迎では、野尻さんは自分のことを「親戚」と説明していた。
小学校進学にあたり「ちゃんと話そう」と決意。教頭や校長に伝えると「私たちも今は教育されていますから」と理解を得られた。
学校側は「言わないだけで、これまでもそういう方はいたかもしれないですね」とも。
◆法律上、パートナーと息子はひとり親家庭
野尻さんとパートナーは、両方とも「親」として学校の面談や行事に赴く。
最近では、ママ友にも「うちはパートナーが女性なんだ」と明かしている。
「夫よりもいいな、とうらやましがられたりする」と笑う。
だが法律上、パートナーと息子はひとり親家庭で、野尻さんは「赤の他人」。
社会人として働き、納税していても、法律婚による法的保証を一切受けられない。
パートナーに万が一のことがあった場合、親として育児を続けるためには、後見人となる公正証書を作成するしかない。
遺産相続も同じで、そのたびに司法書士に払う費用がかさむ。
息子には「ママの卵があって、ドナちゃん(ドナー)から種をもらって生まれたんだよ」と説明している。
パートナーは「ママ」で、野尻さんは「まーちゃん」と呼ばれている。「ほしいのは同情ではなく法律。
息子の将来のためにも、安心して暮らせる社会にしてほしいです」
続きは東京新聞 2024/10/30 7:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/363438
引用元: ・【同性婚】「2人ママ」の3人家族 多様な幸せのかたち 同性婚「ほしいのは同情ではなく法律」 [おっさん友の会★]
病院のお見舞いとかを可能にする取り決めね。
日本は家族を優遇し過ぎなんだよ
独身も少しは優遇してくれ