東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が遺体で見つかった強盗殺人事件で、逃走車両から押収した資料を分析した結果、宅配業者を装って侵入されたとみられることが25日、分かった。昨年12月に中野区で起きた強盗傷害事件でも、逮捕された男らが宅配業者を装っており、警視庁調布署捜査本部は関連を調べている。
警視庁が中野の事件で21日に逮捕した永田陸人容疑者(21)らを含むグループは、関東各地や広島、山口両県で相次いだ強盗事件など30件ほどに関与した疑いがあるとされる。
永田容疑者らは実行役にすぎない。捜査関係者によると一連の強盗事件で実行役に指示を出していたルフィを名乗る人物がフィリピンに滞在しているとの情報があるという。指示役は海外から匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」を使い、絶対に捕まらない自信を持って、指示を出していたのだろう。
一連の事件は特殊詐欺と同じシステムとみられ、黒幕、指示役、仲介役、現場役の分業により、現場が上のことを知らないままにさせておく。現場役とは、特殊詐欺の受け子、強盗の実行役などのことだ。
最初はインスタグラムやツイッターなどのSNSで「闇バイト募集」「リスクゼロで100万円」とうたい、ダイレクトメッセージでやりとりする。その後、テレグラムに誘導し、細部を詰めた上で実行させる。
特殊詐欺のマニュアルを作った人物を知る元暴力団関係者は「実行役は使い捨て、かつ逮捕要員というのも特殊詐欺と同じでしょうね。指示役側はインスタなどのSNSの書き込みを詳細に調べて、実家や恋人、金銭事情など実行役の個人情報と弱みを徹底的に握るんです」と指摘する。
そうするのは、そもそも奪ったカネを渡さずに、ばっくれられることを防ぐためだった。個人情報を握られたら、もう犯行に加担するしかない。
「仕事を与える際には、身分証明書と顔の画像を送ってもらう。闇バイトの“叩き”の内容が強盗だと分かって、断ろうとしても、まずは『5万円だけどノーリスクな役で』などと運転役や下見役など軽い役をやらせたり、『お金に困ってるんでしょ』などと言いくるめたりするんでしょうね。犯行後は証拠があるからと脅し、強盗の実行役をやらせるんでしょう」(同)
使える実行役は重宝するが、必ず切る時が来るという。
「特殊詐欺の時のことですが、現場役と仕事を重ねると、内情が知られ過ぎてしまいますから。数千万円単位の大金を取れた時に『分配が大変だから、一度、預かる』などとして受け取って、ツテを使って、受け子の居場所を警察に伝えるんです。そのツテとは暴力団など、その時々で、警察に恩を売りたいところです」と同関係者は明かす。
実行役の逮捕にもルフィはどこ吹く風ということか。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/252093?page=1
引用元: ・強盗団の首領「ルフィ」はフィリピンに潜伏か 実行役の逮捕にもルフィはどこ吹く風…殺人強盗団の〝ポイ捨て〟システム [木枯し★]
末端の実行犯を捕まえても無駄
ハタチ前後の若者に職と金と未来をきちんと与える国なら、
こんなのに引っかかって犯罪を働くバカが大量に発生することもなかった
そういう意味では国や経済界の失策の結果だ