ゲーツ氏、司法長官の指名辞退　未成年◯春疑惑で承認見通せず―米

　【ワシントン時事】トランプ次期米大統領から司法長官に指名されたゲーツ前共和党下院議員（４２）は２１日、「指名を辞退する」とｘ（旧ツイッター）で表明した。ゲーツ氏は未成年買春など複数の疑惑を抱え上院での人事承認が危ぶまれており、「（疑惑追及は）不当ながら私が次期政権の重要な仕事の妨げになっていることは明らかだ」と述べた。　トランプ氏はＳＮＳで「承認を模索した彼の努力に感謝する。彼には素晴らしい未来がある」とつづった。トランプ氏は自身に忠誠を誓うゲーツ氏の指名を取り下げない姿勢を示してきたが、重要人事で早くもつまずいた形だ。

ゲーツ氏は薬物摂取を伴うパーティーに興じ、当時１７歳だった少女らに性交の対価を支払ったなどの疑いが持たれている。連邦当局の捜査では訴追に至らなかったものの、下院倫理委員会による調査を受けていた。疑惑を巡る報道も相次ぎ、一連の不祥事が承認審査に支障を来すことは避けられない状況だった。

時事通信 外信部2024年11月22日05時33分配信
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