第75回NHK紅白歌合戦に2年ぶりの出場が決まった、歌手の氷川きよし(47)の“ある告白”が話題になっている。
今月14日発売の雑誌「WORLD SEIKYO (ワールド セイキョウ)vol.5」(聖教新聞社)の記事『ありのままの私でいる「勇気」』というタイトルの8ページにわたるスペシャルインタビューで、氷川は過去の苦悩と信仰について赤裸々に語ったのだ。氷川が所属していた長良プロダクションの元関係者はこう話す。
「氷川が古くから信仰している創価学会系の雑誌で、これだけの大型インタビューを受けたのはおそらく初めてのことです。2012年に亡くなった(長良プロ)前会長は、氷川の信仰について他言無用とスタッフに厳命していたので、独立を機にオープンにしたのではないでしょうか」
氷川は雑誌の中で、幼いころからきれいなものが好きで女の子とばかり遊んでいたこと、他の子との違いに葛藤していたという。
さらに、学生時代に「オカマ」「貧乏人」「デブ」という心ない言葉を投げ掛けられ、それがきっかけで吃音になったと告白。そんな苦悩を克服する支えとなったのが宗教だったという。
「雑誌発売日の翌15日は、氷川が師として仰ぐ池田大作名誉会長(享年95)の一周忌で、池田氏について『これからも、いつも見守り続けてくださった先生への報恩感謝の心を忘れず、自分らしく歩んでいきます』とコメントしています。氷川は新聞や雑誌、書籍などで池田会長の言葉に励まされ、辛い境遇の中で歌手を志したと言われています。これまで公にされていませんでしたが、芸能人の信者が多い中でも、氷川の信心は特に厚いと言われていました」(芸能ライター)
22年大晦日の紅白出場をもって歌手活動を休止していた氷川は、今年3月にデビューから所属していた「長良プロダクション」から独立し、個人事務所株式会社KIIZNAを設立。
4月から活動再開し、8月から東京、大阪などでデビュー25周年のコンサートツアーを敢行している。独立を果たし心機一転の氷川だが、いくつかの不安要素が囁かれていた。
「8月17日に東京ガーデンシアターでスタートしたコンサートツアーは、待望の復帰ということでチケットが即完売すると思われましたが、意外なことに売り上げが鈍かったといいます。限界突破と言われた氷川自身のイメチェンと路線変更、ファンの高齢化などが原因とされています。しかし、10月から来年1月まで東京・明治座など全国4劇場で行われる 25周年記念劇場コンサートツアーは早々にチケットが完売するなど、上々のようです。その背景に信仰を共にする仲間の強力な支えがあったと言われています」(前出・芸能ライター)
■タブー視される“信仰カミングアウト”
9月6日、47歳になった氷川は、自身のインスタグラムで《心が通じるファミリーが側にいてくれて私は世界一、幸せ者です。深く感謝します》と投稿。ザ・ドリフターズの加藤茶(81)の妻でタレントの加藤綾菜(36)や、タレントの彦摩呂(58)ら“ファミリー”にお祝いされた際の写真をアップしている。
「2人も熱心な学会の信者で、氷川はほかにも副芸能部長兼芸能部女性部長という肩書を持つ久本雅美とも関係が深く、氷川のコンサートに足を運んだり、インスタでエールを送られたりしています。氷川は昨今の自身のテーマである“ありのまま”を地で行くように、こうした芸能人をはじめ、多くの学会員に支えられていることを隠そうとしていません。独立の際に、前事務所と“Kiina“の商標登録を巡り、いざこざがありましたが、ここに来て氷川のほうから歩み寄ったようです。新生・氷川きよしとして“ありのまま”“自分らしく”生きていくことを決意したのでしょう」(女性週刊誌記者)
大手芸能プロダクション幹部はこう話す。
「信仰を持つ芸能人は少なくありませんが、ファンの中にもさまざまな宗教に入信しているケースがあるため、芸能人が特定の信仰をカミングアウトすることはタブー視されています」
紅白を前に、氷川の“限界突破”は吉と出るか。
引用元: ・【芸能】氷川きよし、2年ぶり紅白直前で限界突破… いじめなど過去の苦悩、創価学会系の雑誌に登場し、故・池田大作氏への思い告白 [冬月記者★]