【バスケ】奈良県橿原市に客席数5000の新アリーナ　近鉄の新駅近くに建設…　B2バンビシャス奈良のホーム　スポーツやエンタメの拠点に

奈良に新たにできる大規模アリーナは、新しい駅の近くにできることになりました。

奈良県の山下真知事は、橿原市で建設予定の大規模アリーナを、県立医科大学の近くに新しくできる近鉄橿原線の新駅の西側に決めたことを発表しました。

新アリーナは県立橿原公苑にあるふたつの体育館の機能を統合したもので、客席の数５０００と県内最大級の施設になる予定です。

建設場所の協議では有識者から、新駅との相乗効果が期待できるなどの意見があがったということで、山下知事は「地域の発展を期待したい」としています。

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荒井正吾前知事の時にも、アリーナの新設計画はあったはずだけど。

A　その通り。ただその時は、より大きな敷地を使った「多機能複合型アリーナ」が想定されていた。昨年5月に就任した山下知事はこの計画を白紙化し、「費用対効果」の観点から見直しを進めてきた。アリーナの想定事業費を比較すると、前計画は220億円なのに対し、今回は130億円と見込まれている。

A　焦点となっているのは、どれくらいの規模のものを建てるかだ。観客席数について知事は1万人を超えない範囲で検討していくとしたが、2月に開かれたスポーツや自治体の関係者による審議会ではこの点が議論になった。

亀田忠彦・橿原市長は「聞こえてくるところは3千席だが、最低5千席、できれば8千席にすべきだ」と牽制（けんせい）。

別の委員からも、プロバスケットボールBリーグ2部（B2）のバンビシャス奈良がB1を今後目指していくことを想定し、「本拠地に5千席以上」という参入条件を考慮すべきだという意見が出た。

は　県議会では、予算案が修正されたと聞いたけど。

A　最大会派「自民党・無所属の会」の提案で、アリーナの規模が大きくなった場合に他の県有地の活用も検討する必要があるとして「新アリーナ適地検討事業費」（7722万円）が加えられた。

一方、県は関連企業へのヒアリングを実施。「アリーナツアーは8千席以上の規模が多い」「近畿では、大阪・神戸・京都以外の興行は少なく、8千席以上でもイベント誘致は容易ではない」などの回答があったと議会に報告した。