https://president.jp/articles/-/65794
■「自分は被害者」と互いに不満と怒りを募らせる
現在の日本社会には「自分は割を食っている」と被害者意識を抱いている人が多い。みな互いに被害者意識を抱き、不満と怒りを募らせているように見える。
たとえば、非正規社員と正社員の間の軋轢である。非正規社員は「正社員は高い給料をもらっているくせに、ろくに働かず、面倒な仕事は全部私たちに押しつける。それなのに、仕事がなくなったら真っ先に切られるのは私たち」と愚痴をこぼす。
一方、正社員は「非正規社員には、責任感のない人が多い。注意したら、次の日から来なくなる。それに残業もしないので、何かあったら私たちが尻拭ぬぐいをさせられる」と不満を漏らす。
同様の関係は、育休明けで時短勤務をしている女性社員と独身の女性社員の間にもあるように見受けられる。時短勤務の女性社員が「勤務時間は短いのに、フルタイム勤務と同じ成果が求められる。そのくせ、給料は少ない。
育児、家事、仕事で大変な思いをしているのに、早く帰るときに白い目で見られて、腹が立つ」と愚痴をこぼせば、独身の女性社員も「時短勤務の社員が早く帰るので、その分私たちの仕事が増える。こっちが尻拭いしてあげているのに、そのことへの感謝もないので、報われない」と不満を漏らす。
■各所で勃発する「妻vs夫」「高齢者vs若者」
こうした関係は、家庭や社会でも認められる。たとえば、共働きの家庭では、「私も働いているのに、家事も育児もほとんど私がやっている。たまに夫が手伝ってくれても、お皿に汚れが残っていたり、洗濯物がしわくちゃになったりするので、結局私がやり直さないといけない」と愚痴をこぼす妻が多い。
一方、夫も「夜遅くまで働いてクタクタに疲れて帰っているのに、『全然手伝ってくれない』と愚痴を聞かされる。土日くらいはゆっくり休みたいのに、『私も働いているんだから、休みの日くらい手伝って』と頼まれる。手伝っても、『やり方が悪い』と文句を言われるので、腹が立つ」と不満を漏らす。
社会に目を向けても、自分たちの払っている年金保険料が高齢者に奪われているように感じて怒りを覚える若者と、長年真面目に働き年金保険料を納めてきたのに、その割には受け取る年金額が少ないと不満を募らせる高齢者の間に同様の関係があるような印象を受ける。
受け取る年金額の少なさに不満を抱く高齢者が多い現状は、年金事務所に勤務する職員のメンタルヘルスにも影響を与える。私の外来に通院中の40代の年金事務所職員の男性は、毎年1月から3月にかけて調子が悪くなる。
■高齢者も若者も被害者意識を抱いている
これには、それなりの理由がある。定年退職者の多くは、だいたい3月末に退職し、4月から年金を受給するので、その前に年金事務所に相談にやってくる。その際、自分が受け取れる年金額が、予想よりも少ないことに愕然とするらしく、「なんでこんなに少ないんだ」「こんなの詐欺じゃないか」などと暴言を吐く人もいるようだ。そういう人への対応で疲れ果てて、調子を崩すわけである。
この年金事務所職員の心身の不調は、定年退職者の年金に対する不満の強さを反映している。一方、年金保険料を払っている現役世代、とくに若者の間にも不満は鬱積している。20代の若者から、「このまま少子高齢化が進んだら、自分たちの世代は年金なんかもらえないんじゃないですか。給料から毎月結構な額を自動的に引かれているけど、払い損なんじゃないですか」と尋ねられたこともある。彼らもやはり強い被害者意識を抱いている。
このように自分こそ被害者だと多くの人々が思い込んでいるのが、日本の現状だ。被害者意識が強くなると、加害者とみなす相手に対して怒りを覚え、罰を与えたいと願うようになる。そのため、どうしても攻撃的になりやすいが、それを悪いとは思わない。なぜかといえば、「自分は被害者で、割を食ったのだから、これくらいのことは許されるはず」と正当化するからだ。
※全文は出典先で
引用元: ・「なんでオレの年金がこんなに少ないんだ」年金事務所に怒鳴り込んでくる高齢者の被害者意識の心理構造 [七波羅探題★]
・税金の年金流用禁止
・税金の健康保険流用禁止
これで、児童手当の財源確保
増税とセットで年金負担の軽減
健康保険負担の軽減
これで現役世代の金銭負担軽減
世代間搾取を防止すれば
全て解決
アホジャッ○
だが、馬鹿な一般人は底辺同士の対立構造だと勘違いして攻撃する
5ちゃんでバトってるウヨ、サヨ、お前らもだよ
おかしいだろ?