【尖閣】石破首相、日本の海の安全守り抜くため海上保安能力を強化へ

日本の周辺海域で中国の公船の活動が活発化する中、石破総理大臣は関係閣僚会議で日本の海の安全を守り抜くため海上保安能力を着実に強化していく考えを示しました。海上保安庁によりますと、中国海警局の船が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域を航行した日数は、去年352日と過去最多となり、ことしも19日の時点で343日と2番目に多くなっています。

こうした中、20日、総理大臣官邸で海上保安体制の強化に向けた関係閣僚会議が開かれ、石破総理大臣は「わが国の周辺海域では依然として厳しく複雑な情勢が続いており、領土、領海を守り抜くために必要な海上保安能力の強化を着実に進めていく」と述べました。

そして、海上保安庁の大型無人航空機を3機体制から5機体制に増強するなど、ハード面の対策を進めるとともに、海上保安官の勤務環境の改善などにも取り組む考えを示しました。

そのうえで「いかなる事態でも切れ目のない十分な対応をとれるよう、海上保安庁と防衛省・自衛隊などとの連携の、さらなる強化を進める。関係省庁が一致団結し総合力で日本の海の安全を守り抜くため、全力を尽くしてほしい」と述べました。

NHK　2024年12月20日 12時09分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241220/k10014673581000.html

■関連ソース
尖閣諸島視察「具体的な予定はない」　石破首相、中国の領海侵入対応で
https://www.sankei.com/article/20241216-G67B765BSBKWPGBDRWONEOF4UQ/