検察幹部は「警察や海上保安庁など、関係機関との連携を一層深化させたい」と指摘。来年度からさらに陣容を強化し、摘発を推進していく方針だ。◼軒並み増加
観光庁によると、インバウンドは令和6年11月の推計値で3337万9900人と、新型コロナウイルス禍前の元年に記録した3188万2049人を抜き、過去最高を更新した。
政府は2030(令和12)年までに6千万人に引き上げる目標を掲げている。
一方、法務省の犯罪白書によると、減少傾向にあった不法残留者は5年(5月1日時点)に増加に転じ、6年(同)は7万9113人と前年比12・2%増に。
5年の来日外国人の摘発者数(刑法犯)も5735人で同14・4%増えた。
罪名別では、最も多かった窃盗(61・2%)と2位の傷害・暴◯(12・5%)で、7割超を占めている。
摘発者を国籍別にみると、
窃盗がベトナム836人▽中国571人▽ブラジル122人-の順。
傷害・暴◯は中国329人▽ベトナム181人▽ブラジル113人-だった。
◼ベトナム人が急増
警察庁の統計によれば、5年に摘発された外国人5735人のうち、国籍別のトップはベトナム人で1608人。3割弱を占め、2位の中国人(1231人)を引き離している。
中国人は永住者が元々多く、ブラジル人は日系人も多いが、ベトナム人は来日者数が急増している。
入管関係者は「ベトナムは政治が安定したことで外国資本が流入し、景気が上昇。海外旅行者も後を絶たない」と解説する。
比例して犯罪で摘発されるケースが増加している格好だが、捜査幹部はベトナム人の犯罪について「二極化している」と指摘する。
典型的な手口は、ファストファッション・チェーンの衣料品やドラッグストア・チェーンの化粧品、医薬品を狙う大量の万引だ。
日本食ブームに伴う旅行熱の高まりを隠れみのに、ベトナムから渡航し万引をした後、すぐに帰国するヒットアンドアウェー型の窃盗団が、活動を活発化させているという。
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https://www.sankei.com/article/20250119-CUC7HPBJ5NM53HRACQZPEWZZ2E/
[産経新聞]
2025/1/19 11:00
引用元: ・「年間5千人超摘発」インバウンドの影で増加する来日外国人犯罪…検察当局も陣容強化へ [煮卵★]
自民党が国民の安全より目先のカネを優先した結果