2023年2月10日 17時07分
漫画家・井上雄彦が自ら監督を務め、自作をアニメ映画化した『THE FIRST SLAM DUNK』。2022年12月3日に封切られた本作は、公開2日間で興行収入12億9,600万円を記録する大ヒットとなった。その後一気にブーム化し、公開67日間で観客動員数687万人を超え、興収100億円の大台を突破した。
となると気になるのは、続編の可能性。タイトルに「FIRST」が入ることから、SNS上では「FIRSTというのがめっちゃ気になる。続編頼む」「SECONDにも期待」というような声が多く見られる。これだけのヒット作になったのだから、続編さらにはシリーズ化の待望論が生まれるのは当然のこと。公式の発表は現状ないため憶測&妄想ではあれど、続編の可能性はあるのか? もしあるとしたらどんな話? ネットで白熱している続編を希望する声とともに考えてみたい。
そもそも『THE FIRST SLAM DUNK』の企画開発には長い歴史があり、東映アニメーション・松井俊之プロデューサーが井上雄彦サイドに映画化を打診したのは2003年。しかし断られてしまい、2009年に企画書を制作して再アタックし、2014年末に承諾を得て2015年の年初に脚本制作が始まったという。公開までに20年近くの歳月を要しているのだ。
そして、井上監督の徹底的にこだわり抜いたクリエイション。制作過程を追ったムック「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」を参照するとキャラの表情などへの細やかな指示や描き直しが確認できるが、それらに加えて試合中の臨場感を底上げするSE(サウンドエフェクト)、ジャージやユニフォーム、ゴールネットの揺れを自動化する技術の導入など、本作のために追求・開発した点は数多い。
これだけ時間と体力・根気を要したのだから続編は難しいのでは? という考え方もできるのだが、逆に「だからこそシリーズ化を」「作ったことでノウハウを確立できた」ともいえる。ここまでの成功を収めた&待ちわびているファンも多いという“結果”もあり、次はよりスムーズに、より進化させることができるーー。という作り手魂に火をつける条件がそろっているのではないか。
これらはいわばハード面からみた憶測だが、ソフト面でも続編ないしシリーズ化が可能な余地は多い(※以降、『THE FIRST SLAM DUNK』のネタバレを含みます)。
第一に、本作が「原作の別視点からの物語」であるという構造だ。漫画ないしテレビアニメ版の主人公である桜木花道ではなく、宮城リョータを中心に据え、幻の短編といわれた漫画「ピアス」(1998年に発表)の内容も入れ込む形で、彼の過去と現在を行き来する形で全国大会の山王戦が進んでいった。
ゲームの別主人公ルートに似た形だが、このフォーマットを活用して“ほかの人物視点の物語”を展開させれば、可能性は無限大。SNS上には、「続編というか別視点というか、とにかくまた映画あるって期待していい!?!?」という声や、「(湘北メンバー)それぞれ主人公にした続編やってほしい!」「三井とか流川とかメインでやってほしい」「流川メインのストーリーになる気がする1人だけまだまだ謎が多い……」「三井、流川、桜木、赤木バージョンもぜひ作ってください」といった具体的な希望が数多く見られる。
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引用元: ・【アニメ】映画『スラムダンク』続編希望が続出!ネット白熱 [muffin★]
後は完全新作ぐらいしか手がない
そのキャラの熱狂的なファンだけで