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大相撲春場所で綱取りを目指すのは、初場所で3度目の優勝を果たした大関の貴景勝(26)。兵庫県芦屋市出身の彼にとって、3月12日から大阪で始まる来場所はいわばホームグラウンドだが、その地元では大関のタニマチを名乗る男が刑事告訴されていて……。
2月4日、東京・両国国技館で行われた「NHK福祉大相撲」のトークショーに現れた貴景勝。来場所への意気込みを問われるや、「本当に大阪の焼肉はうまいっす!」と持ち前の“地元愛”と絡めて話して、大いに会場を沸かせた。
大阪で貴関が奮闘するとなれば地元ファンも応援に熱が入るが、一方で、最大のタニマチであるはずの地元後援会トップが、「暴行」「横領」などの疑いで刑事告訴されたというから穏やかではない。
角界関係者が言う。
「貴景勝の芦屋後援会最高顧問という名刺を持ち歩くX氏は、角界では名の知れたタニマチ。北の湖元理事長の後援会幹部を務めていた功績で、大阪における相撲興行を支援する『東西会』の目代にまで上り詰めた人物ではありますが、2019年には『週刊ポスト』で、暴力団排除を掲げる相撲協会の掟をX氏が無視し、タニマチが座れる『砂かぶり席』に、反社認定された元プロボクサー・渡辺二郎を招いたと報じられ、大問題となったこともあります」
■「危うく骨の髄までしゃぶり尽くされるところだった」
兵庫県内で飲食店などを経営していたX氏だが、コロナ禍で実業もふるわず、手を出したPCR検査事業を巡ってトラブルを起こしたという。
「危うく骨の髄までしゃぶり尽くされるところでしたよ」
と憤るのは、X氏から被害を受けたと訴える医療関係企業の経営者だ。
「Xは人脈の広さをアピールするのが好きで、都内の料亭に呼び出された際には横綱審議委員会の幹部が同席し、その場で自分の携帯で元横綱の日馬富士や元大関の把瑠都に電話して、“おう、元気か”なんて話をしていましたね」
そんなX氏と出会ったのは2年前だったとして、経営者はこう続ける。
「私は抗原検査キットの輸入販売を手掛けており、Xに販路の相談をすると“オレは自民党にパイプがある”と言われ、日本郵便のネット通販で取り扱ってもらえるようになったんです」
■「誰が返すか!」
こうして信頼を勝ち得たX氏は、共同でPCR検査事業を行うことを経営者に提案。21年6月、X氏が事実上所有する兵庫県内のビルを検査センターとして提供する形で事業が始まるが、トラブルが勃発してしまう。
「『オレは資産が1500億円ある』とXは言っていたのに、『国税に目を付けられ金を動かせない』と言い始めた。最終的には私がビルの内装工事費から人件費、検査器具のリース費用など約6千万円余りの初期費用を全額負担。しかも預けていた売上金は一切払ってこなかったのです」(同)
堪りかねた経営者がX氏の事務所へ赴くと、修羅場が待っていた。
「私が“預けているお金、返してください!”と頼むと、Xは“誰が返すか、俺のんじゃ、ばかやろう!”と胸倉をつかんできて、床に叩きつけられました」(同)
さらにX氏は預かっていた経営者の実印を悪用し会社登記などを書き換えようと企んでいたことも発覚。経営者は自分の会社まで奪われるところだったとして、告訴に至ったという。
■「これからドバイに…」
「Xに対しては、『暴行』『横領』『私文書偽造』などで兵庫県警に刑事告訴し、民事でも損害賠償請求、地位不存在確認など四つの裁判を起こしています」
訴えられた当のX氏の携帯に架電すると、
「これからドバイに行くところだから……。お話しする必要はありません」
X氏の弁護士が言うには、
「民事訴訟の内容については係争中でノーコメントとさせていただきます。現在は後援会との関わりはありません」
改めて貴景勝の実父にも尋ねてみたところ、
「たしかにXさんとは息子の大関昇進パーティーの集客などでお世話になったこともありますが、3年近く連絡も取っていませんし、後援会の最高顧問になってくれとお願いしたことなんて一切ない。勝手に名乗っていたんじゃないでしょうか。そもそも、あの人がいた芦屋後援会はあってないようなもので、会費を納めてくれた会員さんに番付表すら送っていない始末。私も放置しておくわけにはいかないと、全国組織の後援会を作り直した経緯があります。今後もお付き合いすることはないと思います」
ただただ、大関には気兼ねなく綱取りにまい進してもらいたいところである。
「週刊新潮」2023年2月16日号 掲載
引用元: ・【相撲】貴景勝の“後援会トップ”が暴行、横領の疑いで刑事告訴され… 借金返済を求めると「誰が返すか!」と暴行 [征夷大将軍★]
これだけ書き殴っておいて
> ただただ、大関には気兼ねなく綱取りにまい進してもらいたいところである。
この一文で締めるゲスさよ