2023/2/23 18:17 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230223-X77R6QO6YVKG7DTF4TT6DZCRYU/
大手外食チェーンが海外出店の動きを強めている。世界経済はエネルギー価格高騰によるインフレに苦しんでいるものの、新型コロナウイルスの影響を抜け出して比較的好調なアジアや米国では、外食市場の押し上げにつながる所得水準の向上や人口増など好材料が多いためだ。国内では賃上げがなかなか進まず価格競争が懸念され、海外の市場拡大に期待を寄せている。
ドーナツ店「ミスタードーナツ」(以下、ミスド)を運営するダスキンが今月1日、5月にシンガポールにミスドを初出店させると発表した。「シンガポールは人や情報のハブ(中核)」。大阪府吹田市の本社で開いた会見では大久保裕行社長がそう強調し、同国での出店が東南アジアで拠点を広げる起爆剤になるとの期待を示した。
ミスドは1978(昭和53)年にタイで出店して以来、台湾やフィリピンなど海外4カ国・地域で計9557店舗を展開。シンガポールは外食率が高く甘味や揚げ物が好まれるため、ドーナツ需要が見込めるという。現地企業と契約を結び、今後3年間で9店舗の展開を目指す。
一方、回転ずし大手のくら寿司は店舗網を広げる米国と台湾に加え、今夏までに上海に出店し、中国本土に初進出する計画で、現状の海外88店舗から年内に100店舗に増やす。令和12年10月期に海外で400店舗展開を見込んでおり、海外売上高は4年10月期比の約4・5倍となる1500億円を目指す。
鳥貴族ホールディングスは計画していた米国事業を本格化するため、米ロサンゼルスに4月、子会社を設立する。1、2年後をめどにロサンゼルスで「鳥貴族」の全米1号店を出す。同社の大倉忠志社長は「肥満に悩む米国では鶏肉が健康的なイメージから人気」と食材の強みを強調した。
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引用元: ・外食大手チェーンが海外出店加速 高単価、市場拡大に期待 [はな★]
時はまさに大航海時代