自民・高市早苗氏、都議選応援は「依頼いっぱい」　第一弾は杉並区で陣営「ありがたい」

東京都議選（22日投開票）が告示された13日、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相も早速、自民党候補の応援演説に駆け付けた。高市氏は昨年9月の党総裁選の党員・党友票で石破茂首相（総裁）を上回っており、都議選も応援依頼は「いっぱい来ている」（高市事務所）という。会場となった広場は支援者で埋め尽くされた。「ベトベトの状態で地震が来たら」
「全ての自民党候補が高市早苗さんに来てもらいたい中、最初に駆け付けてもらった。この国を強く、豊かに。これからの日本を引っ張るリーダーだ」
杉並区選挙区（定数6）に立候補した前職がJR荻窪駅前で開いた演説会。司会者は高市氏についてこう紹介した。
前職は防災の専門家として知られ、「ミスター防災」と称して選挙戦を展開する。
高市氏もマイクを握ると、事前防災の必要性について、ジェスチャーを交えて切り出した。
「私が一番怖いのは地震なんです。家で私は毛染めをする。毛染め剤をいっぱい塗りたくって（髪が）ベトベトの状態のとき、地震が来て、この姿のまま逃げたらえらいことになる」
「だから、必ずお風呂にお湯を張って、いざとなったらお湯でせめて毛染め剤を流そうと…」

「東京の命を守るため」
こう訴えた高市氏は「防災も同様だ。まちづくりは耐震化が必要。東京の命を守るため、豊富な知識を持っている前職が必要なんです」と強調すると歓声がわいた。
高市氏の集客力について、演説会で司会を務めた区議は「聴衆を引きつける力はやはり強い。陣営としてありがたい」と口にした。
前職は高市氏が過去2回総裁選に出馬した際、防災政策を提言し昨年の総裁選では都議会自民党で先陣を切って高市氏支援の票を取りまとめたという。二連ポスターの相手も高市氏だ。
先の総裁選で高市陣営の事務局長を務めた自民党の石川昭政前衆院議員も周囲に「第一号に選んでくれて光栄だ」と語った。

石破首相は「呼ぶ予定ない」(略)

産経新聞　2025/6/13 18:30
https://www.sankei.com/article/20250613-BANI2EEDM5C4ZFN6VNF7JZFKYM/