『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿、山崎晴哉
原作:モンキー・パンチ
キャスト:山田康雄、小原乃梨子、納谷悟朗、永井一郎、島本須美
優れた映画脚本を5本だけ選ぶという作業は非常に悩ましいが、邦画に絞るとなれば、アニメ作品を一本も挙げないわけにはいかない。虚淵玄、岡田麿里、大河内一楼といった実力派の脚本家の名も浮かんだが、「日本アニメから一本」となると、やはり実績・知名度・作品の完成度のすべてにおいて頭ひとつ抜けた存在である宮崎駿の作品を挙げざるを得ない。その中でも『ルパン三世 カリオストロの城』を選んだのは、各種アンケートなどでも常に上位に名を連ねる人気作であり、さらに宮崎駿のフィルモグラフィーの中では珍しい“フランチャイズもの”である点が大きい。既存キャラクターを用いながら、監督の作家性をこれほど色濃く表現できているという点で、極めて特異であり、同時に高度な仕事と言える。
(中略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1714fce74a29eb885b47b2ea97aa7ea615449956
『七人の侍』(1954)
監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄
出演:三船敏郎、志村喬、津島恵子、木村功、加東大介、宮口精二、稲葉義男、千秋実、土屋嘉男、藤原釜足
もはやこの作品の名を挙げずに日本映画を語ることはできない。それほどまでに『七人の侍』(1954)は、映画史において特別な位置を占める傑作である。
物語の骨子はきわめてシンプルだ。「野武士の略奪に苦しむ農民たちが、食うに困った侍たちを雇い、共に戦う」。わずか50字足らずで要約できてしまう筋書きだが、黒澤明をはじめとする脚本陣は、これを実に3時間以上にわたって観客を一瞬も飽きさせずに描ききる。登場人物の心理の緻密な描写、緊張と緩和の巧みな配置、そして圧倒的なドラマ構築力は、まさに“映画的知恵の結晶”と呼ぶにふさわしい。
(中略)
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https://eigachannel.jp/column/140175/
『砂の器(1974)』脚本:橋本忍、山田洋次
『シン・ゴジラ(2016)』脚本:庵野秀明
『怪物(2023)』脚本:坂元裕二
引用元: ・【映画】プロが選ぶ史上最も「脚本がスゴい」日本映画は? 七人の侍、カリオストロの城など珠玉の名作5選 [muffin★]

